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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論277」

みなさん こんにちは アバター近藤です。

「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌(元々はクラブマネジメント誌としてスタート)のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。

「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~クラブマネジメント通巻第38号(2002.1.25発行)「パーソナルトレーニング」2~※名称等は当時、一部文章省略

■資料1

1.プロフィットセンターにするのかサービスとして提供するのか?

2.トレーナーは契約インストラクターにするか、社員にするか?

3.社員にする場合、兼務でトレーナーをさせるか、専業にさせるか?


1については、私はプロフィットセンターにしたいと考えました。

だから、フィットネスフロアには、通常のインストラクターに加えて、彼ら彼女らよりも専門性を備えたパーソナルトレーナーも置き、サービスを提供して、そこで利益を得られるようにしたいと考えました。

2については各々にメリット・デメリットがあります。

会場に東急スポーツオアシスの方はいらっしゃいますか?

昨日新宿店にお邪魔しましたが、そこでは専門会社にアウトソーシングしていましたね。

これもいい方法です。

これには、賃金の支払いや養成、採用といったことを外部化できるメリットがありますから。

でも、私のクラブはというと、フルタイムの社員を置いています。

その理由としては、第1にクラブのガイドラインやルールなどを統一、徹底できることがあります。

第2にパート・アルバイトの方より仕事やクラブに対してロイヤリティが高いことがあります。

第3に長い時間、また長い期間、クラブにいてくれますので、お客様といい関係を築き、それを維持することができることがあります。

彼ら彼女らは社員ですから、当然医療保険や退職保険、有給休暇などを受けられるようにしています。

これは彼ら彼女らにとってのメリットになります。

私はPTSをビジネスとして構築したいわけですから、彼ら彼女らをプロフェッショナルとして遇したいと考えているわけです。

3については、専業でやって貰っています。

やればやるだけ報酬が増えるようにしています。

~ここまで~

現在のパーソナルトレーニングジムでは、当然、プロフィットセンターとして経営するわけですから、フルタイムの社員を軸に規模によっては契約トレーナーが混在する形を取るクラブが多いことと思います。

その辺りに迷いはないと思いますが、総合型クラブやジムスタ型クラブでは、今もこれが確実といった方法論は存在しないと思われます。

講師も言っているように、それぞれメリット・デメリットがあり、それはいわばトレードオフの関係ですので、判断はやはり、企業やクラブのフィロソフィーにマッチしているかという点が問われていると考えます。

さすがに導入されていないクラブは、かなり少なくなっているとは思いますが、あまり上手くいっていないところは、現状のシステムがフィットしているかの確認はした方が良いでしょう。

本日もお読みいただきありがとうございます。


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