12月28日(水):2022年の営業を終えて
本日で自社が運営するフィットネスクラブは2022年の全営業が終了します。
振り返ってみるといろいろなことがありましたが、あっという間の1年だったように思います。
まずは無事に1年を終えることができ、社員の皆や取引先の関係各位、そしてクラブのお客様など、周囲の方々に感謝です。
フィットネス業界全体でいえばコロナから約3年を経て転換点に差し掛かっているのは間違いありません。
大型クラブはコロナのマイナス影響から抜け出せたクラブとそうでないクラブで違いが鮮明になり、後者では継承や閉鎖するクラブも散見されるようになってきました。
またコロナ以後は主戦場が小型クラブに転換しており、なかでも24時間クラブは供給過剰気味です。
ハード中心でソフトやヒューマンの要素がない24時間クラブは施設・立地・料金がすべてとも言えるから、価格も徐々に低価格化が進んできました。
5,000円~6,000円程度のクラブも多くなり、最近ではちょこザップのような3,000円程度のものが広がりを見せているし、FIT365では約3,000円で家族4人までが使える設定になっています。
これら24時間ジムにおける価格競争起こるべくして生じている局面ですが、来年以降はその度合いがもう少し激しくなっていきそうです。
私たちが運営する小型クラブやジムスタジオ型クラブは、いずれもトレーナーを配置してお客様に対する成果の提供を意図し、関係性やコミュニティを含めた場の価値も大事にしています。
だから今のところは無益な価格競争に巻き込まれる状況にはありませんが、現状に安住していては何も生まれません。
私たちの場合は小型クラブとしてハード面には限りがあるからこそ、ソフトとヒューマンの要素でお客様のニーズに対する守備範囲を広げていく必要があります。
ソフトとヒューマンでできることの幅と深さをどれだけつくることができるか、ですね。
こちらは1年の単位だけで劇的に変化を創り出せるわけではありませんが、地道な取り組みなくして実現もありません。
「倦まず、弛まず」というのが相応な表現だと思いますが、やるべきことを着実に重ねていく2023年にできればと思っています。