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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論373」

みなさん こんにちは アバター近藤です。

「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。

「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~Fitness Business通巻第6号(2003.5.25発行)「既存店はなぜ落ち込んだのかー成長持続の鍵を求めて」8~※名称等は当時、一部文章省略

Ⅲ.成長持続の鍵ー業界リーダーらの見解をもとに、クラブの成長を持続的なものにするためのポイントを編集部が5つのキーワードにまとめてみた。

3.変化対応

ビジネスとして手間と時間をかけるに値する「ところ」があるはずだ。

そこを手抜きしては顧客の信頼も満足も得られない。

プログラムやイベント、サービスなど、自クラブのマーケティング軸やコンセプトに沿うものを多くの顧客情報をもとに想像力を駆使して積極的に考え出し、どんどん投入(提案)・整理して、クラブを1人ひとりの会員にとって常に新鮮な状態に保つことによって、クロスセル(様々な商品・サービスを購入いただくこと)、アップセル(多くの商品・サービスを購入いただくこと)、会員定着、会員紹介を促進しなければいけない。

「同じ」は退歩である。

変わらなければ、変わっていく店に顧客を奪われてしまう。

その店は必ずしも同業のクラブとは限らない。

~ここまで~

最近、ふと感じたことは、仕事に限らず、日々様々な課題(問題)が何故、絶え間なく出現するのだろうかということです。

誰もが、今日よりも明日、明日よりも明後日が良くなるよう行動しているにも関わらず、降り注いできます。

そしてこれは自分だけがそのような状態になっているということではなく、多くの人に程度の差はあれど与えられるものだと思います。

つまり、何事も例えに出てくる「万物は常に下りエスカレーターに乗っているようなもので、良好に変化をしていかない限り、相対的に低位化するのが道理である」ということでしょう。

松下幸之助氏が人生観として、「宇宙に存在するすべてのものは、つねに生成し、たえず発展する。 万物は日に新たであり、生成発展は自然の理法である。 」と述べているように、変化していくことは生きていく為に必要な不変の原則だと考えるのが自然です。

当然ながらフィットネスビジネスにおいても、「同じ」は退歩を常に意識していかなければならないということです。

本日もお読みいただきありがとうございました。


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