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10月12日(木):eスポーツ用の反応速度が高いキーボードが登場

昨日はeスポーツがアジア大会で公式種目になったことを引き合いにしながら、小売りやプロサッカークラブなどの多方面で若年層との接点確保やファン獲得、体験価値を高めるツールとしてeスポーツの活用が広がっている旨を記しました。

本日もeスポーツに関連した話をもう少しばかり。

先般にはパソコン周辺機器大手のエレコムがゲーミングPC向けに反応速度を高めたキーボードを発売した旨が報じられていました。

こちらのキーボードは磁気でキーを認識する仕組みになっているのだそうです。

具体的にはキーボードの裏側に小さな磁石が取り付けられており、センサーで磁力の変化を検知することで、キーを0.1ミリでも押せば入力が確認されるのだといいます。

そのため従来の端子の接触で入力を確認する一般的なキーボードに比べて大幅にキーの入力の感度が向上した形です。

その昔、ゲームボタンの早押しで思い出すのはファミコン時代の高橋名人ですね。

ゲーム機のコントローラーのボタンを1秒間に16回押す「16連射」を真似した子どもは多かったし、ハドソンのコントローラーもよく売れていました(笑)

eスポーツでもキーボードの入力による、ほんのわずかなタッチの差がゲームの局面や勝敗を左右する面もあるだけに、今回のように反応速度が高まるキーボードはプロの世界では重宝されるし、スタンダードになっていきそうですね。

なにせ子どものゲームの遊びと違って、それによって勝敗や賞金が掛かっているし、プレイヤーだけではなく運営企業やスポンサーにも関係してくるので、周辺機器で勝つ可能性が高まる要素があるなら、取り入れていくチームのほうが多いでしょう。

eスポーツに限ったことではありませんが、市場が拡大すると関連商品も機能を深掘りした商品開発が進むなど、その裾野が確実に広がっていきます。

eスポーツが市民権を得て浸透してきた現状をふまえると、今後もこうした競技能力を向上させるための周辺機器市場も広がりがでていきそうな気がします。

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