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11月10日(日):オンラインの「ZEN大学」開校へ
先月末にはドワンゴと日本財団が構想する通信制大学「ZEN大学」について大学設置・学校法人審議会が2025年度の新設を認めるよう答申した旨の記事がありました。
同大学の最大の特徴は通学不要のオンラインのみで学士号を取得可能になっている点です。
学部は現在のところ「知能情報社会学部」のみで、数理やデジタル産業などの分野から科目を選択して学ぶことができ、教員予定者には日本における人工知能(AI)研究の第一人者など各分野の有名人が並ぶ陣容だといいます。
また授業料は年間38万円と国公立大学より安いのも大きな利点かもしれません。
入学定員は3,500人を計画しており、通信制大学では放送大学(1万5千人)に次ぐ大規模大学になる見込みです。
通信制大学は少子化でも学生数を増やしており、定員割れをする大学が増えている状況と比べると、そこに一定の需要があるのが見て取れますね。
文科省によると通信制大学の学生数は2023年度は18万4,499人になっているようです。
現在はオンライン学習も定着しているので、こうしたモデルの大学が増えていくのも必然でしょうか。
関連してオンライン大学のひとつ手前のステージとして、通信制高校の学生が増えている背景もあります。
こちらは2023年度時点で約26万人となり、年々増加傾向で高校生全体の1割弱を占めるまでに至っています。
不登校の生徒やスポーツに力を入れる生徒らの受け皿になっている面も大きいようで、その先の出口が引き続き通信制で学習ができるオンライン大学になるケースも増えていきそうです。
とりわけドワンゴの場合は、既に「N高グループ」として「N高」と「S高」を運営(※来年4月には「R高」も開校予定)していますからね。
N高グループだけで30,000人超の学生がオンライン学習をしている状況ですから、その先の「ZEN大学」へと更なる学びの場を拡充していく流れは頷けます。
学習する学び手にとってリアルの大学と今回のようなオンライン大学など、その選択肢が広がっていくのは良いことだと思います。
N高はユニークな学びも多いので、ZEN大学でも単にオンライン形式であることに留まらず、多様なコンテンツや機会に出会う場になっていくように期待がかかります。
学習できる分野やコンテンツを含め、今後は学び方のスタイルも合わせて自分に適した選択ができる環境が拡充されていきそうです。
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