独学でパーソナルトレーナーになるためには|導入と最短の道筋
こんにちは!AEGYM髙田です。
この note では「独学でパーソナルトレーナーになる」をテーマにして、内容を整理しております。
パーソナルトレーナーは資格取得も含め独学でも充分に目指す事が可能な職業です。
とは言っても決して簡単な内容ではなく、かなり専門的で幅広い知識と経験が必要になります。
本稿での「独学の定義」は、専門学校や民間スクールに通わずにパーソナルトレーナーを目指す事、といたします。
基礎からしっかり学習したい方は、そういったスクールに通う事も検討されると良いかと思います。
しかしスクールに通う場合、ある程度は決まった時間の確保と入学費用などが発生すると思います。
まずは少しずつでも自分で学習してみよう!
という方は、ぜひ当記事を参考にしてみてください。
資格が必要なのか
パーソナルトレーナーを目指すための道筋を示す上で、まずはこの話をしなければなりません。
この記事を書いております2024年時点では、パーソナルトレーニング指導を行う事に対して法的な資格保持義務はありません。
言ってしまえば、誰でもパーソナルトレーナーを名乗り、今すぐ他人にトレーニング指導を行う事ができます。
レッスンを受注する営業・集客能力さえあれば、今すぐにでもパーソナルトレーナーとして活動をスタートできます。
じゃあ自分はトレーナーです(笑)
と言っても…
いざ、お仕事としてレッスンを受注する事を考えると…
「どこでやるか?」
という最大の壁が立ちはだかると思われます。
パッと思いつく環境は「フィットネスジム」です。
しかし、どこのフィットネスジムにおいても、基本的に無資格のトレーナー気取りを快く迎えてくれる所は、限りなく少ないと容易に想像できます。
知り合いが経営しているジムや、ご自身がオーナーとなって立ち上げたジムなどで活動するのであれば、資格は無くても良いかもしれません。
「資格取得が面倒だから自分でジム立ち上げるわ!」
という気概のある方は、おそらく記事後半で紹介する資格の取得は、むしろ容易にできると思います(笑)
※ 独立開業したい場合も資金調達時の信用の面で何らかの資格を取得しておく事をお勧めします。
また場所という物理的な壁を一発で解消する ”オンラインレッスン” という手法もあります。
これであれば資格も関係なく始められるし最高では?…と。
しかし次章で解説する話とリンクしますが、オンラインレッスンの方が、むしろ資格の有無が重要ではないかと思います(理由は後述します)。
という事で、基本的にパーソナルトレーナーを目指す上で「資格取得は必須」と思っていただいた方が無難です。
トレーナーの定義
「資格取得が必須」とは言ったものの、実は現時点で私はパーソナルトレーナーの資格を持っておりません(爆)
しっかりと過去に取得した経緯はございますので悪しからず…。
現時点では無資格者ですが、冒頭の通り、法的な保持義務が無いため活動自体はできております。
では、そもそも何をもって「トレーナー」と定義するのか。
おそらくそれは「信用 - Credit」があるか、ではないかと思います。
悲しい話ですが…要は…
「何をいうか」ではなく「誰が言うか」
トレーナーの資格を持っていなくても…
東京大学医学部の教授が ”こうした方が良い” と言えば、誰もが信じるし、言う事を聞いてしまうと思います。
しかし一介のトレーナー気取りが何を言っても信用されない、と言うのが現実です。
お客様側からしたら、レッスン料を払って、身体に負荷をかけ、リスクのある事をするのに、信用の無い人の事など聞けません。
しかし逆を言えば、その「信用 - Credit」を授けてくれるものが「資格」だとも言えます。
何の実績もなく、お客様との関係性が全く無い状態からでも、ある程度の「信用」を構築できてしまうのが「資格」のメリットです。
前述のオンラインレッスンの話に戻りますが、WEBサービスであるオンラインレッスンはお客様(クライアント)の居場所やトレーナーの所属に関係なく行う事が可能です。
お客様側からすれば、世界中どんなトレーナーにもレッスンを依頼する事が可能ですので、とても素晴らしいサービス形態です。
しかしながらお仕事を受注する側からすれば、世界中のトレーナーの中からお客様に選ばれる必要があります。
そんな中で「資格を持っていない」「実績が無い」状態では、そもそも選択の土俵にすら乗る事ができない可能性が極めて高いです。
ゼロスタートの場合、結局のところリアルな現場の方が仕事が取り易いと思われます。
しかし実際のトレーニング現場で、お客様側から資格の有無を確認される事は ”ほぼありません”
それは、お客様がトレーナー資格についての知見が少なく、当り前のように何らかの資格を持っていると思い込んでいるパターンや、入会したフィットネスジム自体の信用「箱信用」によるものと考えられます。
このように実際の現場で、スタートから「信用」を疑われる事は、ほぼ皆無かと思いますが、状況によって「信用」は失われる場合もあります。
トレーニングの効果が感じられなかった
指導された内容が合理的とは思えなかった
聞いた質問に答えてもらえなかった
など、お客様の目的や目標達成に寄り添えない場合、「信用」は失墜する可能性があり、そうなれば最早そのお客様にとっては、トレーナーではなくなります。
ビジネスにおけるパーソナルトレーナーの定義は、お客様を目標に向かって指導し、伴走できる、信用のある者の事だと考えます。
極論、その遂行能力さえあればトレーナーの資格など不要です。
資格はあくまで、その入口の「信用」をブーストさせる課金アイテムのようなものに過ぎません。
似たような言葉で「信頼 - Trust」がありますが、「信頼」は「信用」の先にある ”関係性の状態を表す言葉" かなと思いますので、「信用」を失墜させず、お客様と「信頼」を築ける事がベストかと思います。
資格の種類と現状
パーソナルトレーナー資格と言っても、類似するものを含めると、かなりの数が存在しています。下記にイメージを図を添付します。
少し調べただけでもかなりの数があります。
よく聞く資格として「理学療法士」「柔道整復師」なども表に加えていますが、これらは国家資格です。
国家資格は、既に海外で認定されていた等の例外を除き、基本的には指定された教育機関を卒業し、筆記試験・実技試験をPASSする必要があります。
独学で目指すというテーマとしては、かなりハードルが高く、基本的に独学取得は不可能かと思います。
表でも示される通り、パーソナルトレーナー(類似するもの含む)と言えども、専門の分野ごとに特色がかなり違っております。
主にアスリート向けの身体機能強化を目的とするものから、日々の運動や健康増進のためのトレーニングを一般向けに指導するもの。
また理学療法士に代表されるように、強化や増進ではなく、改善を目的とした資格分野もあります。
表で言う上段:ストレングス強化系の資格は「トレーニング指導」が主な分野です。逆に下段:メディカル改善系は「リハビリテーション」や「コンディションの改善」が主な分野かと思います。
これらから考えても、本来はご自身が目指したい分野を学習し、資格取得する事が望ましいと思います。
今回は、あくまで「独学でパーソナルトレーナーになる」事を考え、表で言う所の中心近くを攻める事をお勧めします。
良くも悪くも、ある程度の広い範囲をカバーできる資格(広く浅いとも捉えられるが)を中心に考えていこうと思います。
また「国家資格」と「民間資格」が存在し、冒頭でもお伝えした通り、現状では法的な資格保持義務がない、事を深読みすると…。
あくまで個人的な見解であり悪意はない前提でお伝えしたいのですが…。
「資格は発行している協会や団体の営利目的の面もある」
という事です。
(※非営利団体の資格もあります・実情は知る術もありませんが)
次章で詳細を記載しますが、資格取得には、試験を受けて認可されるだけで、平均10万円以上の費用がかかります。
また原則、各協会や団体の会員として活動する、という体裁をとりますので年会費が発生し、資格更新の際には更新料がかかる場合もあります。
信用や実績が無い身分からすると、10万円でスタートの信用をブーストできるなら安い、とも考えられます。
ここでお伝えしたかった事は、取得後に活動を重ねていく中で状況により ”資格に頼らない” という選択肢もあるという事を頭の片隅に置いておいてください、という事です。
しかし、繰り返しになりますが、基本的にパーソナルトレーナーを目指す上で「資格取得は必須」と思ってください。
独学ではどの資格を取るべきか
さっさと結論からお伝えしますと、取得を検討するべき資格は…
NSCA-CPT
NESTA-PFT
JATI-ATI
のいずれかが良いかと思います。
ここからは個々に詳細を解説して行こうと思います。
※情報は2024年時点のものです。
※詳細は公式ページを確認してください。
まずは下記に各資格の受験資格を示します。
NSCA-CPT
NSCAジャパン会員である事
満18歳以上である事
高等学校卒業者または認定試験合格者
有効なCPR/AEDの認定者
年会費:13,200円
教材費:12,760円
試験料:46,090円
計 :72,050円
NESTA-PFT
NESTAジャパンからテキストを購入している事
満18歳以上である事
高等学校卒業者または認定試験合格者
有効なCPR/AEDの認定者
日本国籍を有している者
かつ下記の要件のいずれかを満たす者
1年以上のトレーナー実務経験がある者
1年以上の運動部指導、フィットネス企業勤務経験がある者
体育系、医療系大学または専門学校の卒業証明がある者
NESTAの認定する養成講座を受講済みである者
年会費:13,200円
受講料:38,500円
教材費:14,960円
前講習:16,500円(受講しなくても可)
試験料: 8,250円
登録料:40,040円
計 :131,450円
JATI-ATI
JATI日本トレーニング指導者協会員である事
JATI養成講習会を受講していること(WEB学習可)
JATI養成講習会受講後にワークノートが提出済みである事
かつ下記の要件のいずれかを満たす者
4年制大学卒業者
短期大学、高等専門学校、専門学校卒業者
各省庁大学校を修了した者
高等学校を卒業し3年以上の運動指導経験のある者
高等学校を卒業し3年以上のプロ競技歴等がある者
年会費:11,000円
受講料:126,500円(教材費込み)
試験料:33,000円
計 :170,500円
要約すると、各資格団体の会員になり、ある程度の最終学歴を証明でき、欲を言えばAED:自動体外式除細動器などの資格も持っており、運動経験がある方。
という感じです。
しかし、どう考えても「NSCA-CPT」が一番ゆるいです。
認識の相違を防ぐために補足しておきますと「NSCA-CPT」が一番簡単に取得できる、と言う訳ではありません。
あくまで、費用的に、条件的に、挑戦がしやすいと言うだけです。
仮に、最終学歴が高卒以上で20歳の方を想定すると。
あと準備するべき事は…
・NSCAの会員になる
➡ 登録さえすればOK
・AED講習の認定取得
➡ 消防署や赤十字の救急講習を受ければOK
くらいで、比較的すぐに受験資格を確保できます。
もちろん受験して合格するには、相応の学習を要します。
という事で ”独学ではどの資格を取るべきか" のアンサーとしては「NSCA-CPT」をお勧めします。
資格取得までの最短の道筋
それでは、ターゲット資格を「NSCA-CPT」と仮定して話を進めます。
上記に記載した通り、NSCA-CPTは受験資格さえ整えられれば、いつでも挑戦が可能です。
NSCA会員の登録を行い、AED講習は早めに受けておく事をお勧めします。
あとは各都道府県近隣のテストセンターにて試験の申し込みを行い、パソコン操作による選択式テストをPASSすれば、晴れて合格!
「パーソナルトレーナー」としての肩書きが手に入ります。
もしかしたら各テストセンターにより違うかもしれませんが、基本的にNSCA受験合否はテスト当日に即日回答されます。
ある程度の予備知識と経験がある方で、タイミングが良いと、資格取得に向けて動き出して「2週間で取得した」なんてケースも聞きます。
さすがにそれはやり過ぎですが、本当にゼロから始めても、しっかり学習すれば、半年~1年以内程度では取得できるかと思います。
仮にトレーニング歴が長く、人体の構造や生理反応にある程度の知見がある方でしたら「NSCA-CPT:問題集」と言うのが、公式/非公式で販売されていますので、まずはそれを解いてみる事をお勧めします。
問題集の8割が解ける、分かる、という方は、不足分を少し勉強するか、今すぐ受験しても合格を勝ち取れる可能性が高いです。
経験値と予備知識がある方はこの方法が最短かと思います。
【問題集の例】
ゼロから学習するという方、予備知識や経験があまり無いという方は、基礎的な所から学習を進める必要がありますが、パーソナルトレーナーという職業は ”資格の種類" の項目でもお伝えしたように、取り扱う領域が極めて広い特殊な職種です。
それら全ての領域を学習する事ができれば良いですが、独学で資格を取得する事を考えると、あまり現実的ではありません。
ですので独学勉強を進める上では、ある意味…
「何を勉強しないか決める」
これが一番大事だったります。
ついやりがちなパターンとしては、公式の教科書を購入し1ページ目から読み始める事です。
■公式の教科書
<NSCA:ストレングストレーニング&コンディショニング>
これらは決して悪い教科書ではなく、むしろ、かなり詳細に学習できる教材ですが、個人的な感想を言えば、こんな単純な事をよくこれほど難解に記述できましたね…という感じで800ページあります。
公式の教科書を1ページ目から読み始めると、大よその方が挫折するかと思います(私も全ページ隅まで読んだ事はありません…)。
独学でパーソナルトレーナーを目指す=資格取得を目指す上で、極論は試験さえPASSできれば良いので、試験に出そうな範囲を重点的に学習する事が最短だと言えます。
試験範囲を学習
➡ 問題集 ➡ 不明点を再学習
➡ 問題集 ➡ 間違えた箇所を再学習
➡ 問題集 ➡ ※以下繰り返し
あくまで資格取得を念頭に置いた場合、この流れが最短です。
しかし繰り返しますが、これはあくまで資格取得を最短にするための手段でしかありませんので、冒頭でもお伝えしている様に、お客様を目標に向かって指導し、伴走できる、信用のあるトレーナーになるためには、日々勉強が必要ですし、公式の教科書程度の内容は把握していて当然です。
テスト問題が解けるだけでは、ペーパードライバーと一緒です。
とは言ったものの、経験は現場でしか得られない事も多いですので、まずは資格を取得する、というのは決して悪い事ではないと思います。
上記の流れが最短ではありますが、一番苦戦するであろう箇所は、初段の「試験範囲を学習」のところかと思います。
それを踏まえて、次章では勉強すべき項目を整理していきます。
勉強すべき項目の整理
上記を見てみますと、実は試験の「出題範囲」は明示されております。
クライアントに対する面談と評価
プログラムプランニング
エクササイズテクニック
安全性、緊急時の手順、法的諸問題
一体何を言っているんだと…。
これは「公式の教科書」における題目とリンクしているため、この様な標記になっているものと思います。
簡単に内容を説明しますと…
これらの内容が総合的に、体系的に理解できれば、恐らく合格は可能です。
しかし、これらはただ勉強して覚えれば良いだけのものではありません。
クライアント(お客様)の特性はひとりひとり全く異なりますので、体系化された原理原則の根本が理解できていないと応用が利かなくなります。
152cm:46kgの女性 と 187cm:92kgの男性 では、始め方も内容も全く異なります。
同じ・身長/体重/性別 であっても糖尿病であったり、喘息(ぜんそく)などの呼吸器疾患を持っていたりする場合もあります。
こういった内容も含めて原理原則を理解するためにも、試験範囲を大きく逸脱しないレベルで広く勉強する ➡ 問題集を解くの流れが必要です。
大まかに勉強する項目を整理してみます。
人体に関する基礎知識
身体評価や実技指導
その他付帯知識
大きくはこの3項目かと思います。
ここから小項目まで展開しますと…
➊:人体に関する基礎知識
筋肉、神経、骨格など外部構造と機能
心肺機能や内臓などの内部構造と機能
消費と代謝などエネルギー供給機構
運動による人体の生理反応
運動力学、解剖学、栄養学、心理学
➋:身体評価や実技指導
健康評価や体力評価の判断
トレーニングプログラムの構築
トレーニングやエクササイズ指導
➌:その他付帯知識
疾患や病気に対する基礎知識
運動環境や施設に関する知識
疾患を持った方への指導
子ども、高齢者、妊婦への指導
アスリート向け指導
という様な項目が続くかと思います。
項目だけ文章で見ると「難しそう…」と感じるかと思います。
本当にゼロから始めるとなると「確かにそう」で、かなり覚える事も多く難しいと思います。
ただ、実際に勉強する内容は…
上記の様な内容が「生理学」であり、実際やっている事は結構当り前の事を言っていたりします。
ですので、あまり難しくとらえず…
「結局、日常で考えると、どゆこと?」
と言うのを念頭に勉強できればスムーズに進むかと思います。
何から始めるべきか
まず大前提として…
ご自身にトレーニング経験が無い場合はトレーニングを始めてください。
また、基本的にそれは家での自重トレーニングなどではなくジムへ通ってください。
(※自重トレーニングも重要です)
「ジムへ通ってみる」と言うのはパーソナルトレーナーを目指す上ではかなり重要なステップです。
特に大手のジム等であれば現場を見る事が出来るからです。
一番良いのはパーソナルトレーニングを受けてみる事ですが、場合によっては決して安いサービスではないと思いますので、せっかく独学で頑張ろう、と言うのにコストをかけ過ぎるのもな…
という方は、せめてジムに通ってみてください。
既に何らかのトレーニングを行っているという方、趣味レベルでも良いのでトレーニング経験はある、という方。
そういった方は、トレーニング種目や内容をいかに理論的に構築し、他人に説明できるか、を考えてみてください。
そこから自らのトレーニングを見つめ直す視点として…
トレーニングプログラムの構築
筋肉、神経、骨格など外部構造と機能
心肺機能や内臓などの内部構造と機能
消費と代謝などエネルギー供給機構
運動力学、解剖学、栄養学
上記の様な項目を勉強してみる。
そこに他人をトレーニング指導する観点を追加して…
健康評価や体力評価の判断
心理学
疾患を持った方への指導
子ども、高齢者、妊婦への指導
アスリート向け指導
などを取り入れていく事で、体系的に学習が進むはずです。
前段の「出題範囲」で出てきた、面談の方法や安全性、緊急時の手順などは、暗記項目に近い部分もあるので、そういった箇所は、後で取って付けたように覚えれば良いのではないかと思います。
ある程度ジムでの運動やトレーニングが身に付いて来た時点で、おさらいになりますが「問題集」に取り組んでみる。
が最短ではないかと思います。
その時点では、不明点を確認する上でも「公式の教科書」は購入されておく事をお勧めします。
■公式の教科書
この内容を補足する上で、参考書を購入して勉強してみよう!
という方向けにお勧め書籍を紹介しておきます。
【トレーニング種目について】
バズーカ岡田こと日本体育大学:岡田 隆 先生著の参考書です。
トレーニング種目の紹介が最も分かりやすく、ゼロからの方も、経験者の方も、これ以上取っ掛かりやすい本を発見できません。
【トレーニングプログラムについて】
専門書に近く小難しい内容が書かれていますが、無駄が無く、基礎的な事からトレーニングの組み立て方が完全に理解できます。
【ストレッチ種目について】
これまた岡田 隆 先生著の参考書です。
こちらもストレッチ種目の学習に関しては最も分かりやすい1冊です。
【人体の解剖学】
解剖学はかなり難解で奥が深いものです。
表面的に覚える段階と、実際に使い物にできる段階とではかなりの開きがあると思いますが、まずはこの2冊から入る事をお勧めします。
【栄養学】
こちらの”一生役立つ・きちんとわかる” シリーズもかなり取っ掛かりやすくお勧めの1冊です。
2冊目は事典的な本ですが、栄養の基礎を理解した後に見るとかなり面白いです。
【バーベルトレーニングについて】
こちらは正直かなり専門的な書籍です。
取っ掛かりやすいかと言えば難アリですが、記載されている内容はかなり詳細で、ベンチプレス、スクワット、デッドリフトなどのバーベル種目を学習するには完璧な1冊です。
ここまでツラツラと解説させて頂きましたが、最後までお読みいただいた方、ありがとうございます。
結論としては、
パーソナルトレーナーとしての知識学習に終わりはなく、どこまでも幅広く、奥深く勉強できてしまうので、独学で資格を取る事を考えた場合、最も挑戦条件のハードルが低い「NSCA-CPT」にターゲットを絞り、試験対策に徹する事が最適。
という事です。
以降は内容を厳選して、トレーニング種目、プログラム作成、解剖学、栄養学などについてもまとめてみたいと思います。