詩)穏やかな一日の始まりに

穏やかな朝の始まり
ゆっくりと昇ってくる太陽
空は次第に明るくなって
夜の闇を西の彼方へと
追いやっていく

かつての激動の日々がよみがえる

あの日々の中で夢見ていた
穏やかな朝を
いま、迎えている
こころは鈍く疼く
傷跡が疼くように

鈍い疼きが教えてくれる
あの日々を生き抜いてきたあなたは
戦士のようだったと
讃えてくれる

穏やかな朝は
懸命に生きてきたことを
優しく抱きしめて教えてくれる
今日一日の無事を願い
今日という時間を歩いていく
明日という時間へと

いいなと思ったら応援しよう!