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一人もいない朝風呂オホーツク/一度も使われないトンネル【道北廃線跡ツアー】その3

鮭/蜂/鉢/すき焼き【道北廃線跡ツアー】その2|千田正哉
 のつづき
■ 10月10日


オホーツク温泉

朝5時の露天風呂。
敷地内で天然温泉を掘り当てたそうです。
屋内も無人です。
じつは出発前夜に東京で「オリンピックコンサート2024」を鑑賞しており、4時間睡眠で、
このホテルでは初日の夜は入浴もせずに早く寝ました
寒いです。右上の雄武町(おうむちょう)。
地図を隙間なく色分けして天気予報を示す画面では、北方領土択捉島まで雨の青になっているのを観ました。
「ホテル日の出岬」だけあって、最上階展望フロアだけでなく全客室フロアの東端が日の出のためのフリースペースです。
その展望フロアならびにフリースペースが写っています。▼

ホテル敷地も廃線跡

小屋はバス停。写真中央の温泉棟の一部が廃線跡にかかっています。
反対方向。国鉄興浜南(こうひんなん)でした。
自室に戻って日の出岬を見る。

旧・雄武駅付近

この日最初のバス立ち寄りは道の駅おうむで、同線の終点:雄武(おむ)跡です。
「いくら すじ子」だけど「オウム」。木製の枠はホタテの形でしょう。
徒歩で北上し「雄武トンネル」跡へ。
タイトル写真はここの、立ち入り禁止の金網越しです。
雄武から北見枝幸(別の路線の終点だった)までの約50キロはトンネル・橋梁・路盤などがほとんど完成していましたが開業しませんでした。
国道238号
写真ど真ん中のアポロステーション(出光石油)は、私の古い写真では「昭和石油」です。その間に昭和シェルの時代。
さっきのトンネルの反対側坑口までバス(左上に写っている)で移動。
こちらはすっかり閉じられています。
ほとんど完成していたのに国鉄赤字などで開通しなかったのを「未成線」と呼び、全国に無数にあります。
これも未成線区間、「元稲府(もといねっぷ)川」橋梁。

枝幸町へ

「道の駅 マリーンアイランド岡島」で、オホーツク海と衆議院選挙ポスター掲示板。
「枝幸町三笠山スキー場」の頂上に白い「三笠山展望閣」。
橋は北見幌別川。
標識に「稚内129km」が見えます。
私は最前部座席というわけではなく、バスの通路側に身を乗り出して望遠です。
これも車窓で観る、サケ漁。
(上の海面が切れてしまうので、傾きは補正しませんでした。)

興浜北線跡

海面のすぐ上が国道で、その上(二段目)が興浜北(こうひんほく)跡。
自分が昔列車で通ったときは流氷でした。
駅名としては目梨泊(めなしどまり)~斜内。
ちょうどバスを停められるスペースがあります。
この中型バスはシートピッチがかなり大きく、しかも全員2席使用なので楽でした。
真っすぐ鉄道跡。
反対方向
ここは「斜内山道」と呼ばれ、昔から交通の難所でした。
その線路敷で見上げる「北見神威(かむい)岬灯台」です。

飛行場の「飛行場前」駅へつづく▼
「飛行場前」・浜頓別ロータリー【道北廃線跡ツアー】その4|千田正哉

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