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レッグレイズ:障害予防のスクリーニング

はじめに

サッカーなどの走型スポーツを行っているとスプリントが必要になります.そこで起きるのが「ハムストリングスの肉離れ」です.サッカー中継を見ていても結構頻発しているケガですよね.

もも裏の筋群を「ハムストリングス」といいます.そこが硬いとやはり肉離れのリスクが高まります.成長期や成長期直後の大学生はやはり硬さが見られます.
骨の成長が筋の成長よりも早いために,筋肉がどんどん突っ張ってしますのですが,ストレッチをしっかりと行うことで少しずつ少しずつ改善します.

「おれは身体硬いんで..」

そんなこといわせねーよ!というのが私フィジコの宿命というか仕事になります.


レッグレイズ

二人組で行うチェックになります.床やグラウンドに仰向けに寝た状態でスタートします.
パートナーは挙げる脚の足首をもち,膝が曲がらないように軽くおさえます.
足を上げていき,くるぶしが股関節の付け根(大転子)の真上を越せば,合格です!
左右差があるので,左右両方ともチェックしましょう.

図1 レッグレイズ

もも裏のウォーミングアップ

インバーテッドハムストリングス

ムーブメントプレパレーションとよばれる準備運動です.日本サッカー協会でも記事を紹介しています.
参考:フィジカルフィットネストレーニング(JFAより)
https://www.jfa.jp/youth_development/national_tracen_u14w_2019/trainingmenu2.pdf

片足で立ち,両手を水平に上げ,手を「グッド」にして背中を指さします.
状態を水平まで倒し,片足も水平まで挙上します.
バランスを取るために,軸足の膝は少し曲げます.上体が開かないようにしましょう.
バランスを保ち直立まで戻ります.3〜5回を左右行います.

図2 インバーテッドハムストリングス

フォーワードランジハムストリングス

足を前後に開き,手を前足の踵の横につきます.
前足のつま先とお尻を上に引き上げながら,前の膝を伸ばしもも裏をストレッチします.

筋収縮とストレッチを同時にしているので,筋肉の張力(引っ張る力)が大きくなりより刺激が強く入ります.


まとめ

いかがでしょうか?もも裏の硬さは肉離れを引き起こすので,硬い人は動的にもも裏のストレッチを行い予防しましょう.

もも裏肉離れには,もも前ともも裏の筋力比も重要ですので,後日筋力トレーニングなども紹介できたらとおもいます!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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