釣り好きがネガポジアングラー3話を見た感想
どうも湯気(ユケ)です。
ネガポジアングラー、今週も第3話「心のこり」が放送されたので早速視聴しました。
釣りに関する描写
今回は人間ドラマ的な部分を掘り下げていった回なので釣りはそこまでメインに据えられていませんでしたが、注目ポイントはいくつかありました。
まず、主人公の常宏はネカフェでとりあえず一夜をやり過ごす中で「ドチザメ釣ったら100万円!」のチラシを発見します。
魚の指名手配みたいな感じで面白いですね笑
こんなん貼ってたらそりゃ釣り場大盛況しますわ。
100万円規模はさすがに見たことありませんが、地元の釣具店では期間内に特定の魚を釣って持ち込んだ人にポイントをプレゼントするような企画もやっているので内容自体はそれに似ているなと思いました。
そしてホームセンターで釣具を仕入れて釣り場で貴明たちと遭遇する常宏。
ホームセンターって確かに釣具を売ってるところもありそうですよね。
私自身は近くにコーナンやロイヤルホームセンターがあり、その辺では釣具は見たことないんですが、トライアルみたいなスーパーセンター的な店ならけっこう釣具置いてるイメージです。
そしてそういう所の釣具ってだいたい竿やリールは安物しか置いてません。
実際常宏も安物って言ってましたし、使ってる竿を見るとガイドが安物ルアーロッドによくある感じの形状してて芸が細かいな〜と感心しました。
リールもちゃんとちゃっちい感じが伝わってくるデザイン。
で、常宏がドチザメ釣るために買ってきたのはまさかのVJ!
完全にVJすぎて笑っちゃいました。
初心者だからドチザメ釣りにルアーは向いてないということが分からないっていう描写でしたが、変な安物ルアーを選ばずにVJ買ってくるのはまたセンスを感じますね笑
貴明たちは、ジェット天秤の下に二本針の投げ仕掛けにサバの切り身を付けてブッこむスタイル。
私は、これを見た瞬間「エイが釣れそ〜」と直感的に感じ、この話はドチザメ来た!と思ったらエイだったというオチなんじゃないかという気がしました。
というのも、私は一時魚の切り身でブッコミをするのにハマっていたのですが、もうやると毎回のようにエイが釣れてしまって上げるのもハリを外すのも大変で、エイを掛けたくないという理由で最近ブッコミをやらなくなっていたんです。
そんな私から見て、もう完全にエイが釣れる仕掛け・エサ・環境が整っていて、これでエイが来ないわけがない!と感じ取ったんですね。
案の定この予感は完全に的中。
やっとの思いで上げてきたらエイだった時の落胆、集まってきたギャラリーが「何だエイかよ」みたいな感じで離れていく様子などなどいやにリアルでめっちゃ面白かったです。
主人公、佐々木常宏について
今回は主人公の常宏の過去や人間性を掘り下げる描写が多かったですね。
私は、前回の感想でけっこう好感が持てそうだと言っていましたが、今回見てこの主人公に思ったことを正直に言うと、「思ってた以上にカスだった」って感じです。
借金を背負うに至った過程はここまではっきり説明されてはいなかったのですが、FXに手を出して友達に見栄も張っちゃってやめられなくなっていったということで。
逃げ出したくなる気持ちも分かるけど心配してくれてる友達から逃げて走り去っちゃうのはあかんすよ・・・
ただ、改めてこのアニメは訳アリで絶望的状況になっちゃった主人公が救われていく話じゃなく、自業自得でダメになっていった主人公がこれから頑張って自分でやり直していくのがテーマなんだと感じ取れました。
また、主人公がこんな感じなのに視聴していて個人的にはそこまで不快感はありません。
人によっては主人公に感情移入できなさすぎてしんどいという場合もあるかもしれませんが、私はこれからに繋がっていくストーリー展開だと思いましたし、全体見て何やかんやキャラクターとして魅力はある主人公だと思っているので、来週以降も楽しみに見ていきます。
あとはまぁ、擁護はできませんが、彼がこんな状況に陥った原因を考えてみると、挫折で自暴自棄になるタイミングが悪かったのではないかと思います。
私も挫折でどうしようもなく無気力で自己肯定感が落ち込んでいた時期がありましたが、その時はまだ家族や周りがサポートして軌道修正させてくれるような立場・年齢でした。
しかし常宏はどうやら大学受験に失敗して、親にもかなり落胆されたことがかなり大きな挫折になったように見えました。
生活の場も親元から離れ、多くの意思決定を自分でしなければならなくなるこのタイミングで一番大きな挫折をして自己肯定感が地に落ちたことはこの現状を生む大きなきっかけになったのではないでしょうか。
しかもその自己肯定感を少しでも上げる手段になってしまったのがFX。
FXで友達から羨望の目を向けられ、見栄のために嘘までついてしまった。
部活でもサークルでも、もっと他の何かで人との繋がりを持てていればこうはならなかったんじゃないかと思いましたね。
最後にもう一つ。
余談程度になりますが、余命2年にしては体力がありすぎる。
借金取りを何度も撒けるくらい走れるのを見ると、本当に病気か疑ってしまいますし、医師の診断ミスや他の患者の検査結果との取り違えの可能性を考えてしまいます。
他のキャラクター
今回はとにかく貴明がいい人すぎてヤバかったです。
いうて会って数日とかの他人を泊めてあげて、遠くまでわざわざ追いかけて、挙げ句借金を代わりに返してあげるから後で返せばいいし俺の家に住ませてやると。
一瞬映った描写を見るに、過去に何かあったのは間違いないでしょうが、回を追うごとに視聴者全員からの株が上がりまくっているのは間違いありませんね!
ヒロ、ここまでやってもらってるんだからマジでこれからやり直そうな。
あと、店長は改めて欲望に忠実すぎて笑いました。
常宏には「シフト調整してあげたんだしドチザメ釣れたら山分けね!」
貴明にも「山分けお願いね!」
自分が竿渡されると「山分けなんかしないからねぇ〜!!」
いいキャラしてます笑
まとめ
今回は形はどうあれ常宏の借金問題が一段落して、来週から貴明の家に住ませてもらいながらバイトという流れになりそう、と大きく話が動いた回でしたね。
次回以降はどんな話の流れになるか、また何釣りをしていくのか楽しみです。
では。
引用元
ヘッダー画像:公式サイト各話紹介ページ3話
https://np-angler.com/story.html