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なぜ仕事をするとストレスを感じるのか?
以前の記事では
「そんなに考えても答えはないよ
答えはすごく単純で
当たり前すぎて気づかないんだよ」
という説明しました。
仕事をしていると“ストレス”を
感じることは必ずあります。
ストレスが多いか、少ないか
“バランス”が重要です。
職場の人と雑談するのは楽しいけど
仕事は詰まらないし
通勤時間は長い
給与は高くないし
労働時間も長く感じる
明らかにストレス過多なパターンと
仕事は少し辛い難しい部分はあるけど
仕事を楽しんでるし
人間関係も良い
給与にも満足している
残業もない
ストレスに対して“楽しい”が勝っている
パターンがあります。
どっちつかずの微妙なパターンもあるでしょう。
“ストレス”を感じることは普通ですが
その“度合い”が大きすぎると
精神的にダメージを負います。
“ストレス”を感じることに
個人差・比重があるため
ちょっとしたことでも過剰に
精神的負担に感じることもあります。
思考法、物事の捉え方でも
ストレスを軽減することはできますが
それは付け焼き刃に過ぎません。
現代人は方法論や手法に囚われますが
それで解決できないからこそ
みんな悩んでいます。
技術やスキルは“内側”から生まれるものです。
確かに技術を学んで
成長することは可能ですが
成長してもストレスが無くなる訳ではありません。
さらに成長を追い求めるからです。
あなたの“内側”にすでに答えがあります。
自身の“内省”を知ることでストレスを軽減できます。
自分は何が好きで、何をしている時が“楽しい”か
何に“感動”して、何に“ワクワク”するか。
私たちにとって価値があるのは
肩書きや年収ではなく“遊び”です。
パンダとテナガザルを比較すると
パンダは食事と排泄時以外は
寝ていることが多いです。
とても合理的です。
エネルギーが節約できます。
テナガザルは四六時中無意味に動いています。
休むときもありますが明らかに“遊んで”います。
テナガザルは驚異の身体能力で
大車輪(新体操の鉄棒の技)をやったり
細い所を2足歩行で早歩きしたり
高速で木から木に飛び移ります。
パンダは他の動物が
食べない竹を主食とすることで
生存優位性を確保しました。
これは毒を含むユーカリの葉を主食とする
オーストラリア原産のコアラと似ています。
テナガザルが“遊ぶ”ことに何ら意味がありません。
完全に無駄です。
事実として“遊ぶ”個体が生き残り繁栄しています。
環境の変化によってパンダもテナガザルも
生息数は減少傾向にありますが
今のところまでは生き続けています。
“遊ぶ”ことで仲間とのコミュニュケーション向上に
繋がるという見立てが有力ですが
それ以上に“発見”があるから生き残れます。
いつも同じ合理的な行動をしていては
環境が変化したときに
私たち哺乳類は絶滅してしまいます。
ハエやゴキブリのように
個体数が多く、繁殖スピードが早い
生物であれば大部分が根絶しても
残った少数が生き残れば
再度、繁栄することができます。
生き残った者が環境に適応した証拠となり
新たな世界で繁栄していきます。
哺乳類は繁殖スピードが
昆虫に比べて遅く
環境の変化に弱いです。
テナガザルをはじめ“遊ぶ”哺乳類は
遊ぶことで結束力を高めピンチを脱したり
遊ぶことで新たな“発見”をして
危機に備えてきたと言えます。
“遊び”は私たち哺乳類の伝統です。
牙もない、鋭い爪もない、足も遅い人間が
これだけ個体数を増やせることは不合理です。
ここまで文明が発展してきたのは
“無駄”に何かをして、そこから学び、
何度もチャレンジしてきたからです。
あなたの“内側”にすでに答えがあります。
と言ったのは“遊び”と“無駄”のことです。
これをやっても儲からない
これをやっても意味がない
とかではなく
これをやっている時が“楽しい”
これをやっている時が“ワクワク”する
頭で考える論理的合理性よりも
思わず“楽しく”なってしまう感覚が大事です。
もう1つ大切なのは“嫌なこと”を減らすことです。
“嫌なこと”はストレスの根源となって
あなたの頭の中の余白を全て埋めます。
これは正常な判断を奪い
社会の言いなり、傀儡(かいらい)になります。
生きる上で重要なのはお金ではなく
何が“好き”で“楽しい”か
何が“苦手”で“嫌”なのか
を知ることに価値があります。
読んで頂きありがとうございました。