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私たちはなぜ生きづらいのか?
以前の記事では
「もっと余裕を持とうよ」
という説明しました。
私はバイクや車が好きです。
伝説のライダーと呼ばれる
プロレーサーはたくさんいますが
その中でもメジャーな
ケニー・ロバーツが言ったコメントで
『もっとゆっくり走りたいんだ、
完走したいからね』
というものがあります。
1980年代のAMAスーパーバイクは
現在主流のフルカウル(スポーティーな形状の)
ではなく、一般的なバイクを
過激にチューンした物でした。
天才的なライダーがひしめく中で
不安定で危険なマシンに乗り
完走すると共に上位を
目指さなければならない
厳しい環境下にありました。
多くのライダーが
「あのライダーは手強いね」
と言う中で
ケニーは
「もっとゆっくり走りたいんだ」
と言い放ちました。
真意としては
自分のペースを守りたい
完走することに注力している
と言うものがあったと推察できます。
より深掘って捉えるのであれば
「現実的に早く走っていても
自分の中ではゆっくり走っている」
に辿り着きます。
彼の中でなぜ練習するのか?
という目的は勝つためや
速くなる為ではなく
完走するために
ゆっくり走りたいからです。
ゆっくり走ると言っても
彼は何度も優勝していた
伝説のライダーです。
現実は物凄い速さで走ります。
モータースポーツ全般に言えますが
レースにおいて自分のペースを
維持することはとても難しいです。
人生においても
周りに流されてしまう事と
類似します。
練習で出来ることが
本番で出来ないのは
ライバルや環境に
自己が吞まれてしまうからです。
ある程度のレベル帯であれば
速いライダーについていくことは
さほど難しいことではありません。
それをやってしまえば
今までの練習でやってきたこと
自分のペースが根本的に崩れます。
その時に順位や速さに誘惑されて
ペースを上げてもレース後半に
転倒・リタイアという悲惨な結末が
待っています。
ケニーのゆっくり走りたいから
学べることは
練習で実力を高められても
本番で力み頑張ってしまえば
転倒・怪我のリスクが高まって
しまうということです。
人生においても
毎日、疲れる限界まで仕事をしては
体調を崩すのは当たり前です。
日々の小さな積み重ねを大事にして
一歩、一歩、成長していることを
実感することが大事です。
私たち人間は
日々の積み重ねを無視して
目の前の収入や安定、肩書きに
飛びつきます。
ケニーのように
ゆっくり走りながら
実力を発揮したいですね。
読んで頂きありがとうございました。