銀鮭養殖パイオニアのスピリットを継ぐ漁師-サミット登壇者紹介①
いよいよ10/21木-23金に迫った『三陸水産イノベーションサミット2021』。
『三陸を日本で一番水産イノベーションが起こる場所にする!』を目指して昨年から開催した三陸水産イノベーションサミットですが、昨年の第1回は水産業界関係者はもちろんのこと、水産業に関心がある民間企業、金融機関、行政、研究機関、テック企業、学生など全国からのべ1,000人以上の方にご参加・ご視聴頂きました。
第2回目となる今年はさらにパワーアップをして開催する予定です。水産業 x SDGs、水産業 x DX、水産業 x 地方創生など三陸で先進的な取組を行っている水産事業者によるトークセッション、 水産業特化型の副業マッチング&大学生インターンの事例紹介など、先進的な水産業の取組や可能性、水産業への新しい係わり方を発見出来る3日間となっています。
これからサミット開催まで、トークセッションに登壇するゲストスピーカーの紹介をしていきます。
1人目の登壇者はDAY1イノベータートークセッション①『水産業×SDGs』に登壇する株式会社マルキン常務取締役&一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン理事の鈴木真悟氏です。鈴木氏は宮城県女川町で3代続く銀鮭漁師であり、彼の祖父が1977年に日本で初めて銀鮭養殖を商業化させたパイオニアであり、以来同社は日本における銀鮭養殖のトップランナーとして走り続けています。
鈴木氏は漁師の家に生まれながら家業を継ぐ気はなく、東京の大学へ進学しそのまま商社へ就職をしました。しかし10年前の震災を機に、故郷そして家業の再生に生涯を捧げる決意をし、女川に戻ってきました。
一時は遠ざかっていた海と向き合う毎日、そんな中で彼は海の変化を肌で感じていました。『海洋環境が変わっていく、このままでは次の世代にこの豊かなを海を残せない』そう思った彼は、持続可能かつ責任のある漁業の実現を目指し、サステナブルな養殖魚の証である国際認証ASCを日本で初めて銀鮭で取得しました。
欧米では当たり前のASCですが、日本国内ではまだまだ普及に至っていません。未来の漁業そして地域のために、代々続くパイオニア精神でASCを取得した鈴木氏の熱い思い、取得に至るまでの苦労話、そして未来への展望をトークセッションで掘り下げていこうと思います。
■登壇情報
DAY1 10/21(木)18:00~18:05
三陸水産イノベーター トークセッション① 『水産業×SDGs』
登壇者①:株式会社 マルキン 常務取締役 鈴木真悟 氏
登壇者➁:イオン東北 株式会社 商品副本部長 西田茂樹 氏
■株式会社 マルキン
https://www.kaki-marukin.com/
■三陸水産イノベーションサミット2021
https://sanrikusuisan-innovation.go.jp/summit/
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