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育つぶ~『にいちゃん大好き』


GWに甥が遊びに来た。

お正月以来だから、4カ月ぶりか。
いつもはじいちゃんの誕生日に会ってたから、随分久しぶりに感じてしまいます。

息子くんは、『にいちゃん』(甥)が大好き。
歳はちょっと離れてるけど、にいちゃんは息子くんに目線を合わせてくれる、そしてひたすら優しい。
にいちゃんはひょうきんなことをして人を笑わせるから、息子くんも一緒になっておかしなことをする。

にいちゃんと一緒にいる息子くんは、普段見る息子くんとはまったく違う。

息子くんが人見知りだなんてことを忘れてしまうくらい、
自分からどんどんにいちゃんに寄っていく。


そう、息子くんは人見知り。
最近でこそ少し緩やかになってきましたが、
初対面や久しぶりだと、打ち解けるのにはある程度の時間が必要です。

にいちゃんとは、やっぱり年に2~3回ですね。
息子くんくらい幼いこどもにとってみれば
忘れるのに十分な時間ですよね。

以前は、いざ会っても、なかなか二人の距離が縮まらなかったものでした。
お互いが相手の様子を伺いながら、一人遊びしてました。
相手が自分の方を伺ってるのが分かると、
自分の遊びに没頭してるフリをする、と言ったような感じでした。

一緒にテレビを見たり、一緒にごはんを食べたりして、
やっとお互いを隔てていた見えない壁が取り払われるというパターンでした。

ヒドイときなんかは、やっと打ち解けたと思ったら兄家族が家に帰る時間になってしまった、なんてこともありました。

でも、これまで何度も会ってきたから、
息子くんの中でもにいちゃんは『知らない人』から卒業したようです。


にいちゃんが走れば、息子くんも後を追って走る。
鬼ごっこでは、息子くんはにいちゃんと一緒に逃げる。
かけっこでにいちゃんに負けても、ふてくされないで笑ってる。(←いつもはママ、パパにふてくされる)

にいちゃんがテレビを見れば、内容が分からなくても一緒に見てる。
にいちゃんが食べるものは、息子くんも食べる。初めて口にするものでも食わず嫌いしない。
にいちゃんが騒げば、状況がよく飲み込めなくても一緒になって息子くんも大声を出す。

とにかく息子くんが嬉しがっているのがよく分かる。
にいちゃんと遊んでいるときは、大好きなばあちゃんも、ママもパパも目に入らない。


公園に遊びにいったときも、二人でしっかり手をつないで歩いてました。
後ろから見るその姿は、くすぐったくなるほどにいい光景。
まるで恋人同士。
二人がお互いに好意を寄せているのがよく分かります。

親としては、たまりません。

やっぱりこどもは二人がいいのかな。
どうしてもそんなことを考えてしまう。
妻も同じことを思ってるに違いない。

息子くんだって、同じことを思ってるんだろうな。

ある父親とひとり息子の毎日を描いています。 息子の行動や発言に気づきを覚えたことをテーマに、 父親として子育てに取り組む姿を見ていただければ嬉しいです。