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ありのままの自分を愛す|インサイド・ヘッド2感想
主人公ライリーの頭の中の感情を擬人化した作品。
少し前、映画館で見て泣いた。今作が配信で見れるようになっていたので、もう一度みて感想を書こうと思った。ネタバレ含みます。
自分らしさの花
ヨロコビたちは良い記憶だけを集めて「私はいい人」だという自分らしさの花を作り、それがほんとうのライリーだと考えていた。しかし、最後にはその頑張って取り戻した花を自ら引き抜き、いい記憶と嫌な記憶、ありのままの自分の思いや考えで出来上がった自分らしさの花を感情たちが抱きしめる。どんな記憶、思いや考えだって自分らしさを形作る大切なものだということが今作のラストでは語られている。
自分自身、かつて自分のよくない部分を見ないふりで、いいところだけに目を向けてそれをほんとうの自分だと思い込もうとしていた時期があったが、ふと自分のいやな部分に目が向くとそのことばかり考えてしまっていた。どんな自分でもそれが自分自身だと受け入れて、愛することができたらなと思う。
心配に支配されていたころのこと
物語終盤でシンパイが暴走してしまう。しかしどんな感情もただライリーのためを思って一生懸命働いている。
私は昨年はメンタル不調でネガティブなことばかり考え、シンパイに支配されてしまっていた。それに伴ってヨロコビを感じることも少なくなっていった。しかしこの物語をみて、自分の中にもヨロコビが戻ってきてくれるのを気長にまとうという気持ちになった。
どんな感情も大切な自分自身のもので、自分のことを守ろうとしてくれていると思うと心が軽くなる。自分の頭のなかにも感情たちがいて一生懸命頑張っているのだと思うとすこしほっこりした。
プレゼント
エンディングはSEKAI NO OWARIのプレゼント、とてもいい曲。中学の頃合唱で歌ったことがある。結構前の曲だがこの物語ともよく合う。