もしかして日本初の単生類?
数日前の話になるのですが、Youtubeに新しい動画をアップしています。皆さんの地域では、アイゴは食べますか?私の住む兵庫県南部では”バリ”と呼ばれて結構食べられています。和歌山県や徳島県ではたいへん好まれていますし、香港では魚といえばアイゴらしいです。
実は嫌われ者?
アイゴは海藻を中心になんでも食べる魚です。そのため、西日本では岩礁の海藻がアイゴによって食べ尽くされてしまう”磯焼け”の原因ともなっています。また、背鰭に毒があるので釣っても扱いの難しい魚になっていることに加え、磯臭いことでも有名な魚です。そのため、地域によってはとても嫌われているようです。今回の、検査でもなかなかのニオイがしていました。
寄生虫について
動画にしたということは、寄生虫は発見できています。どのような虫だったのかは、動画の方で確認してください。アイゴの寄生虫は、日本を含め世界からアイゴとその仲間の寄生虫の報告はなされています(特にエラの寄生虫)。しかし、アイゴは養殖などされていないため、寄生虫の研究はあまり行われていません。そのため、今回発見された寄生虫も90年ぶりに見つかった寄生虫 or 日本初記録の寄生虫の可能性があります。
寄生虫の種類を分類するためには、標本を作ったり、DNAを解析したりと時間がかかります。機会(時間)があったら調べてみようと思います。
味は?
毒があるだの、臭いだの言われているアイゴですが、味はなかなかのものでした。ニオイの原因となる内臓(ぜんまいと呼ばれる特徴的な内蔵です)を、検査のために丁寧に取り除いたことが理由の1つかもしれません。ただ、この記事を書くにあたって調べ直したのですが、鮮度が一番重要だったみたいです。このアイゴを購入した、”備前海の駅”はとてもよいところだと、最後にアピールしておきます。
詳細は動画で
どんな寄生虫がいたのか?特徴的な内臓ってどんな形をしているのか?など気になりましたら、ぜひ動画をご覧ください。私一押しの春の瀬戸内の風景も入れております。これからも、いろんな魚と寄生虫を紹介していきますので、興味を持っていただけましたら、チャンネル登録していただけると幸いです。
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