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プロスピ2015/2023振り返り④ー外野

外野手では大きな変化は無し。期待されたプロスペクトの出場試合も伸びずに終わった。一方で、鈴木誠也が躍進。後半戦のチームを支えた。


2023井口ロッテ・外野手シーズンデータ

張 志豪(34)
127試合 .329(447-147) 15本 56点 34盗 .354/.548/.902
鈴木 誠也(29)
118試合 .324(432-140) 15本 49点 12盗 .349/.525/.874
横田 慎太郎(28)
140試合 .295(546-161) 37本 98点 10盗 .325/.579/.904
水沢 直輝(29)
130試合 .337(498-168) 44本 83点 0盗 .376/.649/1.02
淺間 大基(27)
96試合 .256(246-63) 4本 23点 8盗 .288/.398/.686
長内 信介(27)
23試合 .396(48-19) 1本 9点 0盗 .408/.646/.1.05
角中 勝也(36)
21試合 .189(37-7) 0本 1点 0盗 .250/.270/.520
喜多 友也(22)
32試合 .171(35-6) 0本 1点 1盗 .171/.286/.457
朝倉 祐貴(26)
14試合 .231(13-3) 0本 0点 1盗 .231/.231/.462
藤原 昭光(30)
5試合 .167(6-1) 0本 1点 0盗 .167/.167/.334
恭介(23)
6試合 .286(7-2) 0本 1点 0盗 .286/.286/.572

★一軍出場無し★
吉村 裕基(39)(コーチ兼任)、伊志嶺 翔太(35)
脇本 直人(27)、柴田 勇(19)、梶原 敦志(20)

外野手レギュラー事情

レフト

なぜかまだ主用タイトルが一つもないチームのレジェンド。

二塁打40本、猛打賞11回、81得点

今期は守備面でも確実性が増し、走攻守全てでレベルアップ。5ツールプレイヤーとして期待されていたプロスペクトの完全開花である。これを川満で獲得できているとはなんたる詐欺トレードか。
本人は全試合に出場したいだろうが、それはまだ叶っていない。来期以降もチームの中心として起用される。外野プロスペクトもいるにはいるが、編成としても横田慎太郎一本の考えだ。

今シーズンもサヨナラ本塁打を4本記録

センター

昨シーズン張志豪が起用されたセンターは、今年も同じだった。

昨年の54盗塁と比べると落ちたが34盗塁を記録。これで4年連続30盗塁以上。特に今年は下位打線での起用が中心で、その中での30盗塁は大したものだろう。下位打線だった理由は昨シーズンのwOPS+が100を下回ってしまったから(wRCプラスは100を超えていた)であるが、今年の成績だと逆に一番起用で良かったかもしれない。そのくらい好調だった。

ライト

長年固定できずにいたこのポジション。
今年も淺間と鈴木の一騎打ちの構図。梶谷のノンテンダーにより長内や喜多にもチャンスがあると開幕当初思われていたが、最終的には二人に絞られ、鈴木誠也が今シーズンは競争を制した格好だ。

猛打賞16回、二塁打は驚異の42本

トレードで移籍してからようやく開花しキャリアハイ。プロで初めて規定打席に到達しただけでなく、打率三割、二桁本塁打、二桁盗塁と素晴らしい成績。MVPに匹敵すると言っても過言ではなく、シーズン終盤は一番起用で打席数を増やしつつチームに貢献した。

そしていまいち掴み切れない淺間大基。

二塁打は21本記録

今年は二軍落ちも経験し、ベンチを温める日も多かった。守備力はチーム屈指なので試合終盤からの出場はあったが、やはりそこは求めている役割ではない。
センターライト共に素晴らしい守備力なので、これを活かさない手はないが、序列としては下がってしまったか。WAR5.0を狙える逸材変わらない。

指名打者

二塁打23本、84得点、猛打賞14回、連続試合安打13試合
神よ永遠に

二番から五番とチームの軸を打った水沢。広角にホームランを放てる才能はチームに必要。タイトルとしては打点王を狙っていきたい気もする。
FAまで時間もあり、この先数年ロッテを救ってくれるだろう。

交流戦では守備にもついた

左右別打率

ポジションが本当に埋まっていた今シーズン。左右関係なくレギュラー陣は打ち続け、リザーブメンバーに付け入る隙を与えなかった。
特に淺間は対左投手を極端に苦手としたせいで、対右投手相手に起用が限定されてしまったのも痛い。
打数は少ないが喜多を対左投手起用することも念頭にあったものの、それも難しかったというのもある。この辺はプロスペクト達を管理する上で、どういった起用法がチームと本人のためになるか考えたいところ。

併用について

併用は上記の通り出来ていない。

起用が終盤にずれ込んだ
結果を出す
結果を出す!
FAした巨人から帰ってきた
ラストチャンス

後半戦に合わせてコールアップしたかったわけではないが、長内信介のコールアップが遅れた。これは誰のためにもなっていない。
起用されると打ちまくっただけに、守備位置の問題などが露呈した。

守備のシーン

鈴木誠也のファインプレー
ドヤ顔の鈴木誠也(顔は見えない)
張志豪のファインプレー

去就

本拠地最終戦、今江敏晃の引退試合が行われた。

40歳までやろうと
実は昨年引退する予定だったらしい
久しぶりのサード

激動の9年間。
コーナーの選手は毎年補強され、今江も三塁から一塁に主戦場を移したりしながら生き残ってきた。最後の三年は代打専業となるも二軍生活も長かった。

躍動する後輩
躍動する後輩、というか張志豪
現役最終打席となった。

野手編総括

水沢の活躍はチームに欠かせない。
フルタイムDHなので編成の柔軟性は大変だが、
三年連続本塁打王は素晴らしい成績
中村奨吾も攻守共に優秀。
ガナーヘンダーソンみたいなもの
計算できないけどWARは7.0くらいあってほしい
竹下が出てきたことで両コーナーの未来は明るくなった
レギュラー陣を脅かす打棒で貢献して欲しい
チームの四番は横田慎太郎
今年は鈴木中村水沢と並ぶ1~3番をバットで返してくれた

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2014からの青春
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