pensare di か pensare a か,それが問題だ。
pensare di か pensare a か,それが問題だという
テーマでお届けします。
記事で取り上げているドラマでのアリーチェとパオラと
の会話のセリフ。元彼カルロの名前を持ち出したパオラに
アリーチェがこう言います。
👩 Ma non voglio pensare al passato.
過去のことは考えたくないの。
そこで,パオラは話を変えます。
👩🦱 Allora, almeno dimmi come pensi di affrontare
questa nuova situazione al lavoro.
仕事はどうするつもりなの。
Perché io penso che sia la tua grande occasione.
大きなチャンスじゃない。
この3つのセリフには すべて動詞 pensare が
使われていますが,pensare のあとの形がそれぞれ
異なっています。アリーチェは pensare a 。
一方,パオラは pensare di と pensare che を
使っています。
pensare a … / pensare di … / pensare che …
どうやら使い分けを知る必要がありそうだということで,
今回も,イタリア人が投稿しているYouTubeの解説動画を
片っ端からチェック,手持ちの教科書・参考書で確認,
イタリア語講師の夫に迷惑がられながらもへこたれず
質問攻めにした結果のご報告です。
我ながらよくやるよと思いつつ…。(^_^;)
アリーチェのセリフ。pensare a 。
Ma non voglio pensare al passato.
前置詞 a 以下は,思いや思考が向かう比喩的な場所
を表しています。
パオラの1つ目のセリフ。pensare di 。
Allora, almeno dimmi come pensi di affrontare
questa nuova situazione al lavoro.
pensare di + 不定詞で,〜しようと思っている,
〜するつもりだ という表現を作ります。
Sto pensando di andare in montagna
questo weekend.
この週末に山に行こうと思っている。
パオラの2つ目のセリフ。pensare che 。
Perché io penso che sia la tua grande occasione.
個人的な意見や判断,推量・推測 などを言うときの
ド定番の構文です。che に導かれる従属節の動詞は
接続法(未来のことであれば直接法単純未来もOK)にします。
ここまではざざっと簡単な説明です。
実は,pensare di と pensare a の用法はこれだけ
ではありません。別の使い方も研究しました。
注意しないといけないところ,間違えやすいところ,
代名詞に置き換えるならどれを使う?
などなど,今ご紹介した3つの用法についても更に
更に細かく深堀りしております。
今回は動詞を pensare に限定して考えますが,
同じタイプの動詞であれば,この使い分けは
他の動詞にも当てはまるのではないか,
そんな期待も込めて深堀りしていきました。
ここからは有料配信とさせていただきますが,
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いただければ無料で閲覧することができます。
よろしければ是非お手にとっていただけたら幸いです。
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教科書には載っていないけれど,知ってるとめっちゃくちゃ役立つ,文法オタク目線で「そこが知りたかった‼️」をとことん追求した「イタリア語100の疑問」。お気に召したらぜひサポートよろしくお願いします‼️