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しみしみおでん

先日、おでんをした。
コトコト煮込んでコトコト、
コトコト。

余ったら、
友人とのキャンプに持って行こう
(大人になって初キャンプ)
と思ってたけど、余らず。
でも、みんなでハフハフしながら食べたくて
具材を追加で買いに行った。
ゴボ天と糸こんにゃく。
あとは、家に残っていた大根さん。
ポンゴは、三角のこんにゃくが好きだと
言ったけど、
味をしみしみにすることが急務だったので、
糸こんにゃくが採用された。
少し出汁を足して
醤油を足して
友人にもあげるものだからと
ドキドキしながら味を調整する。

できた。
完成したおでんをジップロックに二重にして、
いざキャンプへ。
無事に、寝床とご飯どころの設営が終了。
早速持参したおでんをお鍋であたためる。
牛すじを入れていたので、
スープがジェリーになっていた。
鍋にふれているところから
ゆっくり溶けていく。
それと同時に、ふんわりおでんの匂いが
薫ってくる。

美味しくできてるかな、
味染みたかな、
料理が得意ではないので
不味かったらどうしようと
と心配になってきた。

ジェリーが全て溶け
湯気が立ち始めたので、
友人がそれぞれのお皿によそう。

私は周囲の反応を見る前に
おでんの味が気になってしまい、
いただきますの挨拶を早々に終わらせて
早速パクッと食べる。

こ、これは、
前日食べた時よりも
美味しいんじゃないか?
キャンプの雰囲気が
よりおでんの味を際立てている。

喜んでもらえるのでは...!と
期待をしながら、
みんなの様子を伺う。
ハフハフ、うまっ!
「うまっ!」いただきました!
心の中でガッツポーズ。
安堵。
心も身体もぽっかぽかだ。

人に食べてもらって
美味しいって言ってもらえるのは
こんなに嬉しいんだなぁ。


2024.12.23

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