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適応障害休職記録③(心療内科受診1回目~会社へ診断書提出)
こんばんは、あんぱんママ◎です。
子どもが寝た後のこの時間、親にとっては至福の時間です…!
休職前はこの時間にプロジェクトの火消しというネガティブな仕事をしていたのでとてもつらかったですが、今はnoteを書いたり、夫と話す時間を作ることができて充実しています。
前回は、嘔吐を繰り返すも胃腸機能には問題がなく、心療内科の受診を決めるまでの様子を書きました。
「スキ」をくださった方やフォローしてくださった方、本当にありがとうございます。
また、前回の記事をマガジンに登録してくださった方もいて、とてもうれしかったです。
この記事を書いている今も休職中ですが、
noteを書くことで社会とのつながりを取り戻し始めた感覚があります。
読んでくださり、本当にありがとうございます。
今回は、初めての心療内科受診の様子をメインに書いていきます。
受付
かなり緊張しながら、心療内科に着きました。
受付で保険証を渡し、問診票の記入を依頼されました。
問診票は2種類ありました。
身体に起きている症状などを記載するもの
(内科や他の病院と似ている)今の心理状態や生活の状況を回答するもの
(例えば「睡眠はよくとれている」「憂鬱な気分になることが多い」といった設問を4段階評価していくようなイメージ)
2つ目の問診票は回答結果を採点し、精神状態の参考情報として使われていたようです。
心療内科独特のものだな、と思いました。
診察
問診票を書き終え、少し待つと診察室へ呼ばれました。
私の場合はカウンセラーの方との面談などはなく、すぐ先生の診察が始まりました。
※他の方のブログなどを読んでいると、まずカウンセラーとの面談をされた方が多かったです。
先生は男性の方(40代くらい?)で、テーブルをはさんで向かい合う形で座りました。
ただ、患者側の椅子が少し離れて設置されており、なんらかの意図を感じました。
(患者の上半身だけではなく全身を観察できるよう遠くに置かれている?患者が暴れ出しても先生が逃げられるよう距離をとっている?)
まずは今の体調の状況や生活について聞かれました。
以下内容を先生に説明しました。
2022年9月 産休開始
2022年11月 娘出産
2023年9月 時短で復職
2023年11月 業務量が増え、夕方退勤するも、子どもが寝た夜~深夜に仕事を再開する生活になる(育児はあるが、時短で働けない状態になる)
2023年12月 嘔吐の症状が出る→内科受診するも胃腸には問題なし。数日の療養で一旦おさまる
2024年1月 年明けすぐコロナにかかり、後遺症が治らない。仕事は相変わらず。嘔吐の症状が再発。再度内科受診するも胃腸には問題なし。心療内科受診に至る。
説明を始めてすぐに涙が止まりませんでした。
先生は穏やかに聞いてくれていました。
ここまでの話で先生からは「少し頑張りすぎましたね。適応障害の症状が出ています」と診断いただきました。
適応障害とは
先生から簡単にご説明いただいた内容を書きます。
※私は医療従事者ではないので詳しい説明はできませんが、概要レベルの情報だと思ってお読みください。
適応障害とは
「今置かれている環境に適応できず、心身に支障が出ている状態」
を指すようです。
私の場合、
育休から復職し、まだ育児と仕事のバランスを模索している段階
にもかかわらず、本来の時短勤務が守られずに労働時間が大幅に超過している(仕事だけではなく育児もやらなければならない)
深夜の仕事や子どもの夜泣きで睡眠時間を削られている
労働環境の改善も見られず、精神的にも負担が大きい
といった環境の負担が大きく、身体的な症状も出てしまったようです。
2023年12月に一度嘔吐する症状が出るも、数日の療養で一旦おさまったというのも適応障害の特徴だそうです。
今置かれている環境から離れることで症状が落ち着くという特徴です。
この「適応障害」をそのままにしておくと、
環境から離れても症状が治らない「うつ病」になってしまうそうです。
こうなると、環境の改善だけでは難しく、薬による治療なども必要になってくるようです。
診断書発行へ
受付で書いた問診票と、私の会話内容から、
「うつ病に近い適応障害」と言われました。
恐らく原因になっている環境(=会社)についてもいろいろと聞かれました。
勤怠状況はきちんとつけているか
→YES。深夜時間もつけるようにしている。時短勤務であるにも関わらず、夜中働いていることに対して上司や人事からストップをかけられたり、ヒアリングを受けたりしているか
→NO会社が何か労働環境の改善に動いているか
→上司は気にかけてくれていろいろと動いてくれているが、環境は改善されていない
上記のような話をしました。
先生からは、今の環境で働き続けると症状は改善しない。むしろ悪化する。
早急に今の環境から離れる必要がある。そうでなければ「うつ病」に進行してしまうということでした。
先生としては、「心療内科医としてはすぐ診断書を出すので、休職をおすすめする。ただし、患者さんの意向を最優先する。」というご意見でした。
中には休職したくないとおっしゃる患者さんもいるそうです。
私の最優先事項は「一刻も早く、普通に食事がとれる健康な生活に戻る」ことだったので、診断書を書いていただくようお願いしました。
診断書の診断名には
「適応障害(抑うつ状態、自律神経失調症)」とあり、
2024年2月末まで約1か月半の休職を要すると書かれていました。
休職期間は私の回復具合で延長することも、逆に短縮することもできるということでした。
定期的に診察を受け、経過観察されるようです。
今後の治療について相談
先生とは休職を進める方針で同意し、今後の治療についても話しました。
一番大きな点としては「薬を使うかどうか」ということでした。
私としては、できれば薬に頼らず治したいと思っていたので、その意向を伝えたところ、まずは環境から離れてみて体調がどうなるか見てみましょう、ということになりました。
無理に薬を飲まなくて良いことになり、安心しました。
次回の予約(2週間後)をとり、初回の診察は終わりました。
受付から1時間もかからない程度で診断書発行まで終わった感覚です。
診察料は診断書込みでおそらく5000円程度だった気がします。
会社へ診断書を提出
診断書提出の流れがよくわからなかったので、人事と上司、関係者全員を宛先にしたメールで診断書の画像を送信しました。
すぐに人事から返信が届き、産業医面談をすることになりました。
本記事の総括
適応障害は「環境を改善すれば治る見込みのある」病気です。ただし、環境を変えられずに症状が進行してしまうと「環境を変えるだけでは治らない」うつ病になってしまい、治療のハードルも上がる印象でした。
適応障害の症状が出ている場合、うつ病になってしまう前に環境から離れることが大切。過剰な労働時間・パワハラなどの労働環境が原因である場合、会社に改善を働きかける、転職活動をするなどの選択肢もありますが、健康な状態でない場合はとにかく休養が必要です。病気を治すためには、心療内科に行き、専門医に診察してもらうことが必要だと思いました。
次回の記事では産業医面談の様子や、休職開始までの流れを書いていこうと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!