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「やりたいこと」なんてなくていいんだよね

 sarariさんの記事を読んで↓
 そうだよなあと思いました。

「やりたいことがない人だっているのにな」

 ほんとにそのとおり。
 別にできないことから逃げてるわけでも、
 夢を諦めたわけでもなく、
 無気力になってるわけでもなく。

 ただ純粋に、

「今、特にやりたいことはないんですよねえ」

 ということは、あります。


 なのに世の中の自己啓発かぶれどもときたら、
(言葉が乱暴ですみません)
 例の、
「誰にでも才能があるはずだ!」
 みたいな嘘のノリで、
「誰だってやりたいことがあるはずだ!」
 と来やがるんだからもう〜……。

「いや、本当にないんだって」

 と、何回言えばわかるんでしょうか。



 この世界にはいろんなタイプの人がいます。
 常に欲望ギラギラな人もいれば、
 全く何も求めてなさそうな人もいるし、
 特定のものにだけ夢中になる人もいれば、
 なんにも興味なくて、
 生きてりゃいいって人もいるし。

 いつごろだったかなあ。
 70〜90年代、
 いや、2000年ごろのネット黎明期かなあ。

 自己啓発がやたらに流行ったんですよね。
 あと、「金持ち父さん貧乏父さん」が流行った。
 投資やネットで儲ける人が増えてきて、
 道ですれ違う学生まで、
「儲かる仕組みを作ればいい」
 とか話していた。

 あのへんから、
 なんか世の中おかしくなった。

 普通に働いて生きることが、
 なんとなく見下されるようになった。

 そんな気がしてます。


 なんていうんでしょう。
「大成功」とか、
「欲望の実現」が、
 押しつけられている感覚。

「だれにでもできる!
 だからあなたにもできる!」
「思考は現実化する!」
 みたいな本がやたらに出てましたね。
(本自体は否定しませんが……)


 なんとなく、
「ついていけないな」
 と感じていました。そういうのには。


 今はどうなんでしょうね。
 なまじインターネットですぐに、いわゆる、
「成功してるように見える人」
 が出てくるから、
 よけいに、
「何かしなきゃ!」と思ってしまうのかな。



 でも、話を戻すと、

「やりたいことは特にない」

 ていう状態、
 普通にあると思うんですよね。
 日々の暮らしの中では。

 ある意味それは、
 地に足がついた、
 落ち着いた状態かもしれないのに。

 盛り上がって騒ぐだけが人生じゃないし。
 落ち着いた生活が好きな人だって多いし。


「やりたいこと」なんて、
 なくたっていいんですよ。
 実際ないんだから。

 夢だってなくたっていいんですよ。
 別におかしなことじゃない。

 毎日を生きるほうが大事。


 私は文章以外に趣味がないので、
「好きなことはなんですか」
「得意なことはなんですか」
 と聞かれても、
「ないです」
 としか答えられません。

 それでいいと思っています。
 文章については、ネットの時代誰でも書けて当たり前だと思っているので(実際、小学生がネットビジネスしてたりするし。みんな低年齢でネット使っていて、文章に慣れてレベル高くなってるのね)、特技だとは思えません。
 実際まとまりのない文しか書けないしな。

 まとめるの、本当に苦手です。

 この文章もまとまりがないなあ。
 すいませんねえ。



 読んでくれてありがとう。




 

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水島素良(Sora Mizushima)
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