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【2024年8月大幅改訂】「ポータルサイト」風に試験に役立ちそうなサイト・書籍・動画を一挙ご紹介 | ケンブリッジ英検C2 | #8
2024.8.19 Update: 2024年5月に初受験した上で改めて各コンテンツを見直し、また今年初めに投稿した時点で一部コンテンツについて私の方で勘違いしていたり、その後使用を続けて気づいたことも出てきたため、この度全面的に加筆・修正させて頂きました。
2024.12.30 Update: 2025年開催スケジュールが各試験実施期間より発表されたので追加・差替えを行いました。
こんにちは。今日は「ケンブリッジ英検CPE(C2)を受験したくなったらどんなサイトや書籍にあたればいいの🤔」というちょっと一風変わった視点から「ポータルサイト」風に記事を構成してみました(実は自分の「備忘録」も兼ねていたりもします😅)。
なかなか日本では馴染みが薄く、難易度も「凄まじい😨」この試験。ですが、一旦勉強を始めてみると、ボキャブラリーや文法知識はあっても「思うように使いこなせない自分」に気づかせてくれる「素晴らしい試験」でもあります。
まだ合格はおろか試験すら受けたことがない自分からの発信で恐縮ですが、今回の記事が少しでも皆様のご参考になれば幸いです。(かなり長いので、目次からご興味のあるものだけ参照できるように構成してます。お好きなところからどうぞ☺️)
試験情報を入手できるサイト
試験機関公式サイト
ケンブリッジ英検に興味を持ったらまずは公式サイトへアクセスして基本情報を入手します。下記はC2試験のサイトで、試験形式や学習コンテンツの情報が満載です。
試験実施機関や日程(日本で受験する場合)
試験実施に関する情報はもちろん公式でも確認できます。ですが、日本で受験する場合は、申込受付開始や実施の時期にかなり不規則で変動があるので、もう「思い立ったら吉日!」ではないですが、実施機関に直接問い合わせるのが一番確実かなと感じます。私が知る限りですが、C2レベルは河合塾とジャスティー社で実施することが多い印象なので、この両機関のサイトをここではご紹介します。
河合塾ケンブリッジ事務局サイト
2024.12.30 Update: なんと2025年3月より河合塾ではデジタル形式(コンピュータ使用)での実施を開始するようです😳。開催概要とスケジュールのPDFファイルは以下URLからどうぞ。
https://www.kawai-juku.ac.jp/cambridge-english/pdf/ceqd_1129.pdf
ジャスティー社サイト
2024.12.30 Update: 2025年実施スケジュールページに差し替えました。
試験問題サンプル(公式サイト)
こちらも公式ですが、まず実際にダウンロードして解いて試験内容を把握すると後々準備の仕方の目安もわかるかと思います。
【参考】練習問題サイト(Flo Joe)
実はこれはCamblyの講師から教えてもらったんですが、ケンブリッジ試験のレベル別に練習問題を無料でできるFlo Joeというサイトがあります。オンラインでクリックしてすぐに正解がわかるので便利です。
Flo Joeサイト
C2で最低限取り組むべきと言われた教材
以下は昨年末から試験対策のネイティブレッスンを受けるにあたり、最低限入手してこなすよう指定を受けた教材です。実際こちらを授業や自習でフル活用してます。
①Objective Proficiency Student’s Book with answers
これは実際の試験問題に即した練習問題や解き方のアドバイスが豊富なワークブックです。もしケンブリッジ英検C2受験が初めてで独学で進める場合は、まずこちらの本から確認した方がその後の勉強も進めやすいかと思います。
⚠️付属のソフトウエアですが、残念ながら出版社に問い合わせても私はダウンロードすることができませんでした。ですが、リスニングの音声ファイルはダウンロードできますし、紙のテキストだけでも使用上支障はありません。また私の場合は外出先やカフェで使用することも多かったので、専門の業者に頼んでスキャン(電子化)してもらってiPadに入れてGoodNotes5で利用してました。
② Objective Proficiency Workbook with answers
こちらはObjective Proficiencyのワークブックです。Student’s Bookとは異なり、解答に対する解説はありません。そのため私は上記のObjective Proficiency Student‘s Bookにある程度慣れてから使用し始め、試験直前の最終チェックとしても活用しました。また私は一番最初にこの記事を投稿していた時にこの本をStudent‘s Bookの古いバージョンと勘違いしていました😅。でもそれくらい表紙がそっくりなので、ご購入の際はくれぐれもご留意ください!
③Advanced Grammar in Use
こちらは「マーフィの英文法」でもお馴染みのシリーズの上級編です。しかし、この上級編の著者はマーフィさんではありません。ですが、中級や初級と似たようなユニット構成です。イラストはほとんどなくて説明が多い印象ですが、文法項目毎にわかりやすくポイントがまとめられています。こちらは主に自習でガンガン進めて、どうしても理解できないところだけ講師に質問してます。
ちなみにeBookはダウンロードできて、便利といえば便利なんですがちょっと動作が重くなる、色々自由に書き込みがしたいなどから結局こちらもスキャン業者に電子化をお願いしてiPadに入れて使ってます。この辺りは本当に好みですね😅
2024.8.19 (初受験後に感じたこと): こちらは試験が近づくにつれてなかなか時間を取るのが難しくなってしまったのでorz💦、最終的には「苦手項目」に絞って問題を解いてました。また巻頭に「Study Planner」という本テキストでカバーする全ての文法項目を網羅した問題があるので、最初にこれを解いて苦手なところを把握し、該当する部分だけ本編を参照した方が時短や効率の観点からも良いかなと思いました。ちなみに私は次回受験に向けて、またこのStudy Plannerを解いて自分の現状のスキルをチェックしてから、必要なところだけ取り組もうと思ってます。
④Advanced Vocabulary in Use
こちらもIn Useシリーズのボキャビル本の上級編です。各ユニットで特定のジャンル別に語彙がまとめられていて、特に「似たような意味の単語をどう使い分けるか」を学ぶのに役立っています。
ちなみにライティングやスピーキングではここに出てくるような「上級語彙」を使いこなせないと、なかなか試験ではスコアが上がらないそうです。なので日頃から練習したり事前にメモでアイデアをまとめるときはこちらの本を参照するようにしてます。
2024.8.19(初受験を終えて):こちらも正直なところ試験までに全て消化しきれなかったのですが、試験の頻出トピック(教育、仕事、自然科学、コミュニティなど)に絞ってレビューするようにしてました。
(分野別)講師から勧められたサイトやリソース
上記とは別に講師から勧められたサイトやリソースです。以下はいずれも最近私も日々の学習で活用し始めたところなので、詳細な説明は割愛し、簡単な注釈だけに留めたいと思います。
Writing: The Guardian(ガーディアン)
イギリスの新聞The Guardianの記事がイギリス英語で、尚且つライティングスタイルの参考になるとのことです。中でも「Opinion」欄がおすすめとのことで、1日1記事は読むようにしてます。
Listening: TedTalk
試験ではありとあらゆる様々なトピックが出るので、日頃からTEDTALKを聴くのが良いとのことで、おすすめトークが毎日メールで届くよう設定し、1日1本は聞くようにしています。
Reading: Google Scholar
「Google Scholar」を使って特定のテーマで検索してなるべくアカデミックな論文も触れておくと良いとのことです(実はまだあまり利用してないです😅)
Speaking: Learnhip Random Questionsのサイト
こちらはクリックするとランダムに質問が出てくるサイトです。実はCamblyのイギリス人講師でもこのサイトを使っている人がいます(イギリスではよく使うんですかね😳)。日頃から自分で「1日1セットの質疑応答」という感じで練習しようかなと検討中です。
2024.8.19 (初受験を終えて): こちらのサイトでは試験直前の時期は1日1問ずつ自分の答えを口に出して練習するようにしてました。「毎日無理なく継続できる」、かつ当日「試験官から聞かれる質問にもパッと答える」ために慣れておくという点では自分にとっては非常に良い練習になったかなと感じているところです。
・IELTSの問題集もトピック作成に役立つとのことです。元々ケンブリッジ試験と似ている点が多いと睨んでいたIELTSを活用するのは、あながち間違いではなかったと勇気づけられました(笑)。
参考記事
自分自身で判断して、活用している教材やリソース
①Advanced Idioms in Use
こちらもIn Useシリーズです。元々イディオムが苦手で昨年夏に購入して取り組んでいるんですが、実際にObjective Proficiencyの問題を解いてみて、つまづくのはほぼいつも決まってイディオムを知らなかったからであることを痛感しています。そのため試験までにはここの本に出ているイディオムは抑えたいと考えています。また同じCambridge大学出版から発行されているので、冒頭で紹介したObjective Proficiencyのテキストとも相性がいい(=試験で出やすい表現を把握しやすい)です。
②Common Mistakes at Proficiency
こちらもケンブリッジ出版の文法本です。過去の試験の傾向からC2レベルの受験生が間違えやすい文法項目をコンパクトにまとめた一冊です。たまたまAmazonで検索していて見つけた本ですが、私自身も勘違いしていたポイントを再確認できました。(注:届いた時にその「薄さ」に驚きますが😅、学ぶことが多かったので個人的にはあまり気になりませんでした。)
③Cambridge Dictionary+Plus
こちらは先日もご紹介しましたが、特にケンブリッジ試験ではこの辞書を活用するようにしています。
参考記事
④試験機関公式の模擬面接の動画
以前の記事でも紹介しましたが、試験機関公式サイトの動画です。投稿時期は古いですが、今でも試験の概要を知る上で十分参考になります。
2024.4.2 Update: 先月ケンブリッジ英検事務局より最新のスピーキングサンプル動画が公開されました!しかも、ありがたいことに2人バージョンと3人バージョンに分けてのリリースです。
2人バージョン(2024年版)
3人バージョン(2024年版)
⑤BBC Learning English(YouTubeチャンネル)
気軽にイギリス英語を学ぶという点ではBBCの英語学習チャンネル「BBC Learning English」が使いやすいです。中でも私は「6 Minute English」という番組をスキマ時間に視聴しています。平易でゆっくりとした英語ですが、ジャンル別の語彙解説や発音を確認できるので重宝してます。
⑥ネイティブ教師系YouTuber
検索すると様々なネイティブが動画を出しているので好みで選ぶのが一番良いと思いますが、個人的には教師経験のあるYouTuberが良いかなと思います。私がよくチェックしているのはこのお三方。どなたも動画の長さがちょうどいいのと、語句の解説や例文がわかりやすいのが理由です。
Ben先生(更新頻度が高く、全分野でフル活用)
Harry先生(特に句動詞のショート動画を活用)
Phill先生(主にライティングの解説活用)
⑦リスニング問題の動画
これはたまたま見つけたんですが、C2のリスニング問題をフルセットでまとめた動画がありました。
解答やスクリプトは概要欄(かコメント欄)から確認できますが、一部動画では視聴者から「簡単すぎる」(私ですら感じる時ありw)、「解答が見つからない」というツッコミが入っていて正直信頼性は??なんですが😅、発音に慣れる・表現を学ぶ上では十分活用できる動画かなということで利用しています。
2024.8.19 (初受験を終えて):初受験ではListeningのスコアがガタガタで「もっと深掘りしてこのコンテンツに取り組めば良かった」と”猛烈”に後悔しているところです😅。次回受験に向けては、復習・スクリプトレビューを徹底して、「なぜ自分は間違えたのか」を確認しながら弱点を潰していきたいと思います!
まとめ〜日々の改善が大事〜
試験に慣れるという意味ではもちろん対策は必要ですが、実際に試験対策を始めて、講師からもアドバイスをもらってつくづく感じるのは「小手先の知識では全く通用せず、知っていてもそれを実際に使いこなせるかどうか」が問われる試験だなということです。
そのため日頃からリアルなイギリス英語に触れるというのが何よりも重要だと感じ、ノルマは必要最低限にして、日々の生活の中に自然と「生のイギリス英語に触れる」時間を組み込み、「使える英語」を毎日少しずつでもいいので習得&改善するようにしたいと思います。この考えに至った勝間和代さんの動画もご参考までに共有します。
今までの日本の英語資格の試験勉強とは全く異なるアプローチが求められる試験ですが、逆にそこを「楽しみ」ながらじっくり時間をかけて取り組んでいきたいと思います。本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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2024年C2受験に向けて準備段階から現時点までの試行錯誤の過程を不定期に記事化して投稿中です。