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【Reading&UoE編】ケンブリッジ英検初受験(2024年5月18日実施)の振り返り | ケンブリッジ英検C2 | #11

 こんにちは。今回から4回に分けて科目別に初受験までの振り返り記事を投稿していきたいと思います。本日はその第1弾となるUse of English(以下、UoE)とReading編です。

今回の結果(取得スコア)

UoE: 212点 C2 Grade C判定
Reading: 185点 C1判定

 この科目では2つの領域に分けてスコアが出ます。UoEは試験直前まで苦手意識がとにかく強かった科目だったので、今回の得点には正直びっくりです😳。Readingも同様に癖が強く未だに対策の「最適解」が見えてこない分野ですが、こちらは辛うじてC1評価を頂くことができました。

【参考】総合結果のチャートはこちらの記事からどうぞ。

試験形式と時間配分について

 試験フォーマット(形式)の詳細については、以下の公式サイトページの方がわかりやすいので、ここでは割愛します。

Reading/UoEは7つのパートから構成され、試験時間は90分です。7つのパートをこの制限時間内に回答する必要があるので、時間配分が重要になってきます。今回私は試験直前にサンプル問題を解いて当日の回答順序や配分を予め決めておきました。と言っても、前半はUoEで「その語句を知っているかどうか」によるところが大きいので「どうしてもわからない」という時は潔く飛ばせて時間もかからないので、当日は問題の順番通りに素直に回答を進め、後半のリーディングで少なくとも試験時間半分の45分間は確保できるペース配分にしました。当日も時間切れになることもなく多少の見直しもできたので、次回もこの順番で行こうと思います。

パート別振り返り(注:覚えている範囲で🙇‍♀️)

Part 1(Multi-choice cloze)

 穴埋めのところに入る単語を各問4つの選択肢の中から選ぶもので、ズバリ語彙力が問われる問題です。パート別のスコア内訳がないのでなんとも言えませんが、ここは選択肢にも助けられたこともありそんなに難しくなかったです。お題は人の体格についての話だったかと。

Part 2(Open cloze)

こちらも穴埋め問題ですが、パート1と異なり「選択肢はなくて、テキスト中の穴埋め部分に入ると思われる単語を自分で類推して、適切な品詞(+動詞なら適切な時制)を回答する」ことが求められます。お題については、こちら当日すぐメモを取っていなかったこともあって全く内容を思い起こせないので😅、割愛させて頂きます。いずれにしても、Part 1のように選択肢もなく、Part 3のようにヒントとなる単語もなく、頼りになるのは穴埋め前後の文章の文脈のみ!となるので、なかなか厄介なことには間違いありません。

Part 3 (Word formation)

 これもなかなかクセの強い設問の一つです。一つの文章(数パラグラフで構成)に穴埋めがいくつかあって、それぞれ穴埋めがある行の右端にヒントとなる単語(接辞を取り除いた単語=英語では”the root word”と呼ぶそうです)が示されていて、それを前後の文脈に沿って正しい品詞・時制の単語に変換して回答するというものになります。当日のお題は、アイスランドで噴火が起きてヨーロッパ全体のフライトに影響を及ぼした話でした(これって結構前の出来事ですよね😳)。

 事前に恐れていたような奇問はなかったんですが、ある箇所で”function"という単語がヒントに出で、文脈からして「機能不全になる」という意味の単語を入れればいいんだな😋ということで”dysfunction"を入れたんですが、帰りの電車の中で「あそこは名詞じゃなくて動詞、なら"malfunction"じゃんっ😱!」と突如気づいて呆然としてしまうというケアレスミスを犯してしまいました(笑)。なので、油断は禁物で、次回以降はちゃんと提出前に見直そうと肝に銘じました😅。

Part 4 (Key word transformations)

 これもケンブリッジ英検ならではの問題かなと。。所定の語句を3語〜8語でパラフレーズする問題で、句動詞やイディオムの知識はもちろん、高度な文法知識も問われます。事前の準備でもなかなかスコアが伸びず、今回お世話になったネイティブ講師によれば「ネイティブでもまず一生使わないような表現が出てくる。とにかく癖が強いので慣れることが大事!」とアドバイスをもらい、ひたすらワークブックやサンプルテスト、そしてflo Joeのサイトで練習問題を解きまくりました。それが功を奏したのか、当日の試験では解いたものと似たパターンの問題がいくつか出て、今回はそれに救われたかなという気もします。

Part 5 (Multiple choice)

 このパートからReadingの設問です。まずその最初となるPart 5は、極めてオーソドックスなリーディング問題になります。でも難易度はもちろん語彙含めめちゃくちゃ高いです。。記憶が飛んでしまっているのですが、これまでサッカー観戦に興味のなかった人が実際に観戦して心境に変化が生じる、、みたいなお話でした(それ以前に内容を正しく読み込めていたのか未だに不明です😅)。

 各問の質問に対して4つの選択肢から正しい答えを導くというものなんですが、これはもうスコアの詳細が出てないので推測の域を超えませんが、恐らくここでかなり点を落としたんじゃないかと思います😞。リスニングでもそうなんですが、各質問の4つの選択肢の間の違いがこれが本当に微妙すぎて、事前準備の段階からなかなか正答に辿り着くことができませんでした。なので試験本番でも似たような状況になってしまった可能性は十分あるかなと。。

Part 6(Gapped Text)

 これは私にとってこの科目では「一番の鬼門」で未だに対策の「落としどころ」が見えてこないパートです。。文章の中で空欄になっている箇所に入るべき適切なパラグラフを選択して回答するんですが、もう事前の練習でも正答率も6割なら御の字で常に3〜4割弱という有様でした。

 ネイティブ講師の先生からも「とにかくこれは問題に慣れるしかないんだよね😎」と言われw、自分で演習は続けたものの最後の追い込み段階ではもうほぼほぼ「捨てて」ました🤷‍♀️。当日のお題は、教育やスキル習得についてだったかなと思います。でもここを逃げていてはいつまで経っても合格できないので、次回以降はじっくり「向き合いたい」と思います。。

Part 7 (Multiple matching)

 こちらも「クセ強」な問題です。当日の問題は事前に思っていたほど難しくなかったです。恐らく今回Readingで辛うじてC1レベルの判定が頂けたのも、このパートのおかげなんじゃないかと個人的には思ってます。お題が面白いことにイギリスの試験でありながら、歴代アメリカ大統領の人柄や政策でした😳。

 それぞれの大統領についての特徴を説明するテキストを読んで、各設問に合致する大統領を選ぶ・・・という感じだったので、もしアメリカの歴史に馴染みがあれば比較的やりやすかったのではないかと思います。ちなみに私自身も近年国連英検など時事英語対策に集中していた時期がしばらくあったので、その時の背景知識が多少なりとも役立ったのかなとも感じてます。

試験までに行った主な対策

 今回はELT英会話スクールで試験前の数ヶ月間月2回のペースでC2レベルの試験官経験のあるネイティブ講師のレッスンを受けて主に準備し、それと並行して普段から利用しているオンライン英会話Cambly(キャンブリー)でケンブリッジ試験指導経験のある講師を見つけて適宜レッスンを受けました。ここからはそれを前提にお話ししていきたいと思います。

対策①毎回ELTのレッスン前にObjective ProficiencyのStudent’s Bookを解き、自分で解答・解説を読んでもわからないところをレッスン当日に講師に質問。また試験直前時期は、Objective ProficiencyのWorkbook(注:こちらの本は解答のみで解説がありません)も解いて講師に質問。

 毎回文法や語法で長年自分が勘違いしていたことや理解できなかったことを講師が見事に解説してくれ、さらに自身が試験官を務めた経験から「試験ではどんなことが問われるのか、そして採点されるのか」というポイントも丁寧に教えてくれたので、準備期間中も安心して勉強することができました。今回は初挑戦でわからないことだらけだったので、今回このようなレッスンを受講できたのは試験対策のみならず今後の語学学習の観点からも良かったと思いました。

対策②「英語のハノン」(中級と上級)で仮定法と倒置をひたすら口頭練習。

◉英語のハノン中級(特に練習した箇所:Unit14「倒置」)

◉英語のハノン上級(特に練習した箇所:Unit12〜14の仮定法・倒置)

 元々「英語のハノン」はケンブリッジ英検対策というよりも「文法やり直し」や「スピーキング力向上」を目的として始めたルーティーンだったんですが、この練習が意外にもUoEの中でも特にPart 4: Key word transformationsで役立ちました。このパートでは、仮定法や倒置といった高度な文法知識が問われる問題がよく出題されます。

 その出題パターンが偶然にも、「英語のハノン」の上記該当箇所の例文と一致し、試験直前の期間は集中的に練習しました。特に倒置は普段あまり使用しないので以前からなかなか習得できず苦戦していたんですが、今回英語のハノンで徹底的に口慣らしをしたお陰で、問題を解くのもあまり苦ではなくなりました。

対策③キャンブリー講師とFlo Joeサイトで練習

 これもまた「偶然の産物」なんですが元々オンライン英会話のキャンブリーを利用していて、CAE(C1)レベルまでの試験指導経験のある先生を見つけることができ、その先生からこのFlo Joeのサイトを教えてもらいました。普段のレッスンでもこれを使って一緒に練習して、解説してもらうことで知識として定着しやすかったかなと感じてます。またFlo Joeはスキマ時間に解いてすぐ回答をチェックできるのがとにかく便利で、試験直前の最終チェックでフル活用しました。

対策④ボキャビルではケンブリッジ大学出版の教材+ネイティブ講師YouTuberの動画を活用

 これは過去の記事でも触れたんですが、やはりこの試験はケンブリッジ大学が運営しているので、ボキャビルでもその系列のケンブリッジ大学出版局から発行されているテキストの方が試験問題と「親和性」があると感じました。試験でよく問われるイディオムや慣用句がこうしたボキャビルのテキストでも取り上げられるので、Objective Proficiencyのような基本書と併用することでボキャビルもしやすかったかと思います。

◉今回特に活用したのはこちらのイディオム本です。

またCambridge Dictionary+Plusという辞書サイトも活用しました。このサイトは無料でアカウント登録すると単語帳機能なども使えて便利でした。

 一方、テキストや辞書だけの勉強では煮詰まるので英語ネイティブ講師のYoutube動画もスキマ時間に視聴しました。特に私が気に入って今も視聴を続けているのが以下お二人の先生です。Ben先生はケンブリッジ英検全般のアドバイスが豊富で、Harry先生は句動詞やイディオムの実例解説がコンパクトで非常にわかりやすいのがそれぞれ気に入っているポイントです。

◉Ben先生の動画

◉Harry先生の動画

反省点

 最後に反省点に触れて本日は締めくくりたいと思います。今回Reading&UoEに関して言えば、とにかく「他の科目に比べて圧倒的に演習時間が足りなかった」という点に尽きます。。。これは元々スピーキングやライティングに力を入れていたこともあったので仕方がないことなのですが、試験直前の時期はもっと演習をするべきだったと思いました。全体的に苦手意識が強い科目だったので尻込みしてしまった感も正直ありますが、次回以降の受験ではこれらの科目の演習にもっと時間を費やしたいと思います。

 今回は以上になります。次回はWritingの振り返りを投稿したいと思います。本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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ケンブリッジ試験C2合格に向けて今も試行錯誤が続いています。その過程を不定期で投稿し、マガジン化しています。


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