店舗移転で見る未来
テイクアウト店の引っ越し
いきなりだが、、、当社の目標は祖師谷からイタリア食文化のいろいろ発信である。
今回、リストランテ・フィオッキの店頭に構えていた小売店を3軒隣に引っ越すこことなり、その目標に一歩近づけるご縁をいただいた。
一見、なんてことない話だ。
しかし、これは僕にとっては一大事なのだ。
これまでにオステリア・ピティリアーノとラ・ポルタ・ディ・フィオッキと拡げてきたが、これらはいずれも同ビル内。目が行き届くし、すぐに助け合えた。いわゆる少ない人数で出来ていた訳だ。
がしかし、今回は違う。別の建物だ。何かあっても駆けつけられないのである。
接客も製造も、もう僕の理念はその場では届かない。いかに事前に擦り合わせ理解してもらうかだ。
どうしたら上手くやっていけるかわからないけど、誰だって最初はやったことが無いところからスタートしているはずだ。
ということで気持ちはフルスロットルのエンジン全開で行こうと思っている。
同業者仲間の中に海外出店とかしてるとんでもない男達もいる。
祖師谷の中の3軒隣でやれないはずはない。
7月後半スタートに別事業を始めたいと思っている。
さて、どうしていくかだ。
何事もやるからには意味を持ちたい。
まず、やはり現在のスタッフ達にもっともっとやり甲斐を持ってもらいたい。
今度の新店舗では、店作りから運営まで、新たなスタッフさんでやってもらう。
現スタッフは今回の案件を機にレストラン業により専念してもらいたい。
現在のスタッフ達はとても優秀だ。レストランの仕事と同時にテイクアウトの小売り事業も熟す。こんな僕が日々仕事ができているのはスタッフのスキルの何物でもない。とにかく凄い。
がしかしだ。
彼らは別に小売業をやりたくて来てくれた訳ではない。
勘違いしてはいけないのだ。小売業の展開はあくまでオーナーの意向なだけである。
今回、新たに加入してくれるであろうスタッフ達がお店の運営を考え形にし、現スタッフ達がレストランのオモテナシに集中する。
そして目標の祖師谷からイタリア料理の発信は、今回の件をフォーマットとし、他の”楽しさ”も展開して行きたい。
ということで決めたことがある。
“もう自分達でやらない”
である。
店作りから運営まで、新たなスタッフさんでやってもらうのだ。
問題発生
そこでなのだが、とある大きな問題にぶち当たった。
製造場所。である。
レストランの仕込みとパンの製造で現調理場は一杯一杯だ。
さてどうする。
スタッフ達と考えた。
六人よれば倍の文殊の知恵。
でもなかなか良い案は出なかった。が、あることをきっかけに閃いた。
オステリア・ピティリアーノの調理場を拡張できることを。
ドルチェ専用の調理場だ。
実現すれば、これも理想的な形に繋がる。
光が沢山入る調理場だ。
朝、コーヒーを飲みながら音楽をかけてガンガン仕込んでもらいたい。
そんな調理場ができそうだ。
そしてフィオッキのエントランスはコロナ拡大問題以前の構想が実現する予定だ。
お客様をお出迎えお見送りするエントランスルームだ。
そして化粧室をもう一つ増設。
ちょっとワクワクする。
これって1円も産まない空間だけれど、僕にとっては店の形の大切な一部。
長年の夢が叶い、やりたい形が作れる。
仲間を募る
ということで当店のパンやドルチェを販売してくれるスタッフさんと、それらを製造しくれる仲間を募っている。
フィオッキを始めてもうすぐ22年が経つ。
そろそろ本当にやりたい形を完成させたい。そしてそこからが本当のスタートだと思っている。
レストランは空間もよりオモテナシを強化。
新店舗ではイタリアの色々をご提供。イメージはイタリアの小さな村のどこにもあるような食の小売店。でも世界に一つだけの我々の小売店。
イタリアのパンを焼き並べる。
パニーニも作って並べる。
イタリアの焼き菓子も並んでる。
レストランの惣菜も並んでる。
イタリアの美味しいオリーブオイルや缶詰も。
店の中はイタリア。
こんなスタートに力を貸しくれる人を募集している。
ぜひご連絡をお待ちしている。
ご連絡は
お電話
フィオッキ 03-3789-3355
InstagramのDM
ユーザーネーム fiocchi.cucinaitaliana