どんどこ ももんちゃん
とよた かずひこ (著)
ストーリー
どんどこ どんどこ
どんどこ どんどこ
ももんちゃんが いそいでいます
ももんちゃんが、急いでいます。
川を丸太一本の橋を渡ったり、
山を登ったり、
熊と遭遇して、
その熊に道を塞がれたりしても、
それを押し倒し、
山から下りるとき転んで頭をぶつけても
涙をぐっと耐えて、
お母さんの胸に飛び込むという話です。
レビュー
かわいい ももんちゃんは、
絵本がとても有名ですね。
そして、「どんどこ どんどこ」や
「どんっ!」や「どーん」
「どちっ」
といった、擬音がとても耳障りが良くて
小さい子でも、耳から絵本を感じて
楽しむことができる絵本です。
娘も気に入っていて、1歳頃によく読みました。
この絵本は、ももんちゃんの冒険絵本というだけでなく、
子供の成長を描写しているようで
ちょっと感動的です。
熊が道を塞いでいても
それを乗り越える努力をして、
でも、坂道を転んで頭をぶつけても
涙をグッとこらえて
目標に向かって行く様は、
たとえこの先困難があっても、
しっかり努力して乗り越えて
夢や目標にまっすぐに飛び込む様を描写しているようで、
こちらも心に響くものがありました。
そして、最後は、
お母さんの胸の中に飛び込んで
「やっぱり、母親に最後は帰るんだなぁ」って
そこも、しみじみとした記憶があります。
そういった大人にも読んで欲しい一冊です。