ちいさな あなたへ
アリソン・マギー が書かれた絵本です。
「あのひ、わたしは あなたの ちいさな ゆびを かぞえ、その いっぽん いっぽんに キスを した」で始まります。
生まれた赤ちゃんが、子供に、そして成長して我が家を巣立っていく。
そうした成長する中でいつか人生の山や谷、喜びや不安、哀しみ。
そうして、我が子が親になり、子供を育ていつか年をとっておばあちゃんになって、人生を振り返る時、「わたしの いとしいこ。そのときには、どうかわたしのことを おもいだして」と、親の願いが詰まった一冊です。
奥さんが妊娠して、子供が生まれる前に、何か絵本でも買おうと思い、この本がネットでオススメだということで買ってきました。
実は、子供の読み聞かせで読もうと思ったのですが、赤ちゃん向きではありませんでした。むしろ親向けかもしれません。
私と奥さんは、この本を読んで、読む度に何度も目を真っ赤にして泣き感動しました。今も時々読んでは、感動して目頭が熱くなります。
自分の娘がいつか成長して、独り立ちして、子育てをし、おばあちゃんになったその時、私はもうこの世にはいない。いすに座って暖かな日差しの入る窓際で外眺めているとき、私たち両親のことを思い出して欲しいなと思います。それだけに、この絵本の話はとても共感しました。
あたたかな絵と、短い文で語られているこの絵本には、子育てで大変な時など初心に返り色々考えさせられます。
ちなみに、絵本をプレゼントするなら出産祝いにもおすすめかと思います。
これからパパになるなら、これからママになる奥さんへ、ぜひプレゼントしてください。