ノンタンじどうしゃぶっぶー
キヨノ サチコ (著)
ノンタンのじどうしゃ
あかい じどうしゃ。
ぶっぷー。
ノンタンが、赤い自動車のおもちゃで遊ぶ絵本です。
くまさんの股下のトンネルを通ってみたり、
うさぎさんのまわりを回ってみたり、
大波、小波でぶたさんのおしりにぶつかってみたり、
ぐるぐる回ってみたり、ジグザグ動いてみたり、
みんなで競争しみたりします。
ノンタンが大事にしている赤い自動車のお話です。
この絵本は、3歳くらいから知育で行う迷路の練習になります。
まずは、自分の指でノンタンの自動車の通った跡をなぞみってみて、その次は子供の指をとってなぞってみます。
次第に、一人でも自分で考えてなぞるようになります。
そうなると、次の段階は迷路の初級といったところです。
迷路は実はとても良いえんぴつ練習になります。
鉛筆を使って、
迷路が楽しめるようになると、
筆圧や運筆の練習になります。
えんぴつを毎日コツコツ使い続けることによってのみ
文字を書いたり、絵を描いたり出来るようになるわけです。
そのときに、自分が思った様に鉛筆を動かすというのは
実は、ものすごく難しいことをしているんです。
目で見る→脳に司令が行く→手や腕の筋肉を動かす
これらの一連の流れができて
ようやく文字や絵が書けるようにあるわけです。
じゃぁ、練習ってどうしよう?ってなったとき、
子供のモチベーションをあげるためには、
「おもちゃで遊んでいる感覚でいつの間にか
文字が器用に書けるようなった」
といったしかけを作る必要があります。
それが、迷路なんです。
指でなぞって、そのあと迷路を鉛筆を使ってクリアしていく。
迷路がどういうものか
ルールを理解するのが大体3歳~4歳くらいなので、
そういった先を見通して、
こういった絵本で練習しておくのも
良い方法だと思います。
それ以外にも、最後のページにある赤い自動車が大事で、
大切にしている様子が書かれています。
子供におもちゃだけでなく、
他の物も大事に扱うことを教えてくれる絵本です。