必要・不必要のさじ加減♪ 2
♪ 私の過去の出来事は、「カイゴ」という怪物と格闘する方への指示
などではなく、格闘した中で感じた「思い」からです。
知っておくと心の置きよう・拠り所になるかと。
「ひとりの視点」ですから偏りもあるかと思いますがお伝えします。
先の投稿で、医療の世界は「条件」より「人材確保」が大切と♪
過去の投稿でも、
「病院勤務で見ていた医療の世界と介護する側となっての医療の世界への視点が変わった。真逆だった。」と伝えました。
「条件」より・・・は、医療界ほど人材が少ないと大変なことになります。
母の介護でわかったのが、身体の向きを変えるのも 数m歩行させるのも、
1人では大変厳しいということ。
・巨岩を移動させる
自身の身体の重心の置きどころを間違うと一緒に転ぶ・自身の身体を痛める。
何より時間との格闘。
その上に排便等。
それを一人でやってきた側として・・・
地獄でした。
厳しいことをいうと、介護家庭で殺人がある理由がわかります。
そのくらい過酷でした。
医療界の人材確保が急務は、そこです。
多数の患者さんに対応。
1人の患者さんに入浴やオムツ交換・身体を向きを変えることでも、看護助手・看護師等3,4人は必ず確保したい。
看護師等は、投薬の準備・確認・点滴準備等・カルテへ細かい作業を記載しなければならない。
この作業だけでも重労働です。
医療事務をした私からすると、彼らの作業内容は絶句でしたから。
余裕のあるお世話は意見交換(ストレスを抑える効果もある)もできますし、気分的にも「共同作業」でゆとりが出ると思います。
何より休暇も取りやすくなり、心身の疲れをとることが出来る。
「箱」と「患者」さんばかりが増えて人材が不足すると気持ちに余裕なんてない。
こういう状態は、医療界へ勤務する側として、身体的に悪影響なだけでなく働き手が離れ、経営にまで影響する。
大人数いると、1人の患者に対して数人で対応・対処できる。
その医療業界の印象が高評価になる。
医療経営が明るく 良いものになります。
それが「条件」へと良い方向へ反映される。
私は、母をお世話していただくにあたり意見することはありませんでした。
提案があれば、それをのむ。
疑問に思えば尋ねる・相談して、その提案の訳をきいてました。
しかし、殆どのんでました。
その意味は、現場の人間しか わからないことがある。
反対すると彼らの医療体制に厳しさが増す。
何より日頃から彼らの姿を見ている母の気持ちがガックリするからです。
娘の介護する姿を見て、人様に世話をしてもらって・・・その姿を一番見て感じているのは母=患者さん。
仕事だから・・・ではない。
医療界の人材は、患者さんにとっては第2の家族です。
それは、身内を介護しないとわからない。
人材確保は、患者さん本人=医療界人材の心身・命の確保でもあります。
※ 反対すると彼らの医療体制に厳しさが増す。
これには患者さんの家族側からすると「?」もあるかと。
その理由を次回投稿します。
ヒントは・・・
患者さんの笑顔=介護社会へ携わる人々の笑顔です。