インドと私
1995年から1998年まで私はインドのムンバイで暮らしました。
この経験から、コーチングで駐在員の力になりたいと強く思っています。
そのことについては下記の記事で少し触れました。
何回かに分けて、
私とインドとのことについて
ここでお伝えしたいと思います。
未来のクライアントになってくださる方に
私のことをお伝えしたい、というのが趣旨ですが
こうして書き綴ることで
私は過去の自分を認め、許し、乗り越えていかれるのかもしれません。
お付き合いいただけたら嬉しいです。
ショック、絶望、混乱
商社勤めの夫の帯同家族として
当時2歳の長男を連れて、私はインドに赴任しました。
転勤が決まったときのショックを
今でもありありと思い出せます。
いつか来ると思っていた海外転勤ですが、
思い描いていたのは、勝手ながら
アメリカとか、オーストラリアとか。
予想だにしなかったインドと聞き、
あまりのショックで、茫然自失。
深い井戸の中に落ちてしまったかのような
絶望と混乱に襲われました。
とにかく、インド転勤を受け入れられませんでした。
日に日に元気のなくなる私を見て、
夫もこの話を辞退できないかと真剣に考えたそうです。
今は選択肢が増えたようですが、
あの当時、転勤話を断わる、というのは
ほぼあり得ないことでした。
私と会社との間で、
夫は相当苦しんだようです。
最終的に、会社の命に従うことにしました。
迷っている時間もありませんでした。
夫も私も、不本意ながら、
3か月後の出発に向けて
準備を迫られたのです。
今思い出しても
この時期が一番きつかった…
何がきつかった?
とにかく不安、不安、不安
不安に押しつぶされていました。
その不安はどこから来ていた?
どんなところに住むの?
食べ物はどうなるの?
衛生状態は?・・・・
まだインターネットのない時代。
とにかく、分からないことだらけだったのです。
時々テレビで見たことのあるインドの風景と
カレーとゾウとタージマハール
それが私のインド情報の全てでした。
何も分からないから、不安ばかり
不安がありすぎて、毎日つらかったのです。
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