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第28週: 埼玉のムーミンに会いにいく

 先日は埼玉県飯能市にあるメッツァビレッジという北欧をコンセプトにした施設に行ってきた。ここは周囲約2kmの人造湖である宮沢湖の周りに位置し、2018年にフィンランド以外では世界初進出のムーミンのテーマパークとして開業した。敷地内には無料で入ることができるが、その一部であるムーミンバレーパークエリア内は有料となる。メッツァとはフィンランド語で森を意味し、秋になると木々が美しく色づくため紅葉スポットにもなっている。
 敷地内に入ると、まず北欧ブランドの雑貨用品や埼玉の食材を使った料理を楽しむことができる建物がある。我が家は最近北欧雑貨に興味を持ち始め、この建物にある商品を見ているだけでも、家に置きたい雑貨のアイディアを出し合ったりと非常に満足できた。

マリメッコやアラビアの食器
デンマークの雑貨『カイ・ボイスン』のモンキー

 建物を出てしばらく歩くと、アラビアの食器で軽食を提供する「nordics」というカフェやスタバがあり、その向かい側には「ノルディックスクエア」という広場がある。 ここは木製のベンチなど、腰掛ける場所がいくつかあるだけのだだっ広い広場だが、 その何もなさが逆に心地よく、コーヒーを買ってのんびりするにはもってこいの場所だ。

ノルディックスクエアでのんびり

 ここまででも楽しめるのだが、さらに奥に進むと有料エリアのムーミンバレーパークがある。僕は正直ムーミンについてはなんとなくの世界観しか知らないが、北欧のゆったりした世界観を追体験するという意味ではこのテーマパークで十分に楽しむことができた。ディズニーリゾートとは違い派手なアトラクションなどはないが、1歳の子供を連れてのんびりと過ごすのにはちょうどいいのだ。運が良ければムーミンに出てくるキャラクターとも触れ合うことができる。ムーミンがファンサービスに現れた時はちょうど食事中だったため、遠くから眺めるだけになってしまったが、スナフキンやムーミンのお母さんたちと触れ合うことができ、そのホスピタリティが素晴らしかった。スタッフの方にキャラクターとの写真を撮ってもらったのだが、スタッフの方のサービス精神も素晴らしく、写真を撮る時に唇で音を鳴らして1歳の息子の視線をカメラのレンズに向けるなど、非常に参考になる部分があった。
 この有料エリアの敷地はそれほど広くないので半日もあればゆったり楽しむことができる。一人でディズニーリゾートに行く人もいると聞くが、静かに一人行動したい人はムーミンバレーパークも候補に入れていいだろう。実際に一人ムーミンパークを楽しんでいる人もちらほらいた。
 無料エリアでも北欧のライフスタイルを感じることができるので、ゆったり時間を楽しみたい方は一度行ってみるのもありだろう。

紅葉の中を歩くスナフキン


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