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Gemini(ジェミニ)のピンポイント活用例

皆さん、普段生成AIは使っていますか?
体感では、今年に入ってから一段と使う人が増えたように思います。

私の勤務している自治体では、GoogleがベースなのでGeminiが最も身近な会話型生成AIになります。

copilotも使えないことはないのですが、少し手間がかかるので(自治体のルール)今回は割愛します。
個人的にはそれを差し引いてでも使うメリットが大きいので、2つともフル稼働しています。
「比較」しながら使うこともとても大切です。

さて、今回はそのGeminiの活用例を紹介します。
それは、「翻訳」です。

このシンプルな活動例に込めた思いを言語化してみたいと思います。

私は日本語しか扱えないが・・・

次の資料によると、「家で日本語をあまり話さない子供」は2.9%、つまり35人学級では1人はいる計算になる。
全校500人規模であれば約15人ということになる。

内閣府「Society 5.0の実現に向けた教育・人材育成に関する政策パッケージ 概要」より

15家庭もあれば家庭で用いられる言語も多様でしょう。
英語、中国語、韓国語、ベトナム語・・・等々、それを各担任が個人の力で対応するのは事実上不可能です。
日本語支援員などがつくにしても限界があります。

私は、そもそも学習してきた英語ですらまともに活用できません。

しかし、この「教室の中の多様性」にあるような、いわゆる外国にルーツを持つ児童生徒が在籍することは今後増えていくことが予想されます。

そこでお手上げになってしまうのではなく、Geminiをはじめとした会話型AIに頼って、意思疎通をはかっていきたいと考えています。

翻訳アプリではない理由は

どうして生成AIなのかというと、理由は2つあります。

1つは、会話型生成AIは文字通り「会話型」生成AIです。

プロンプト次第で自然と会話をするように翻訳をしてくれます。
そのようなアプリやデバイスもあることは知っていますが、デバイスであれば本体そのものが必要ですし、アプリであればGeminiも同じです。

2つ目の理由は、このような1点突破でも構わないので、とにかく生成AIを普段使いするチャンスになりうるということです。

ここ数ヶ月で、生成AIに関する理解は一気に進んだ(ような気がしています)がまだまだ普段使いしている先生は少ないように思います。

また、どのような場面で使えば良いかというとっかかりの部分が弱く、使わずに過ごしている場面も多いです。

使うことで見えてくる

私の考え方として、「同じことができるなら、新しい方法を試してみよう」という思いがあります。

Geminiも、おそらく色々な人が使うことで、思いもよらない新しい使い方が見つかったり、校務DXが一気に進んだりする無限の可能性を秘めていると思います。

また、新しく使われる方の方が先入観を持つことなく斬新なアイデアを出していくのではないかと思います。

シンプルな使い方から始めてみるのは、導入の一歩目としても良いのではないかと思います。

すでに本校ではこのような活用方法を共有済みです。
今後、これをきっかけにGemini仲間が増えてくれることを信じています。

まだ使ったことがないという方、ぜひ一度試してみてください。

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