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利用者さんの心の声
先日、利用者さんのトイレ介助をしたときのこと。
トイレに座った時に利用者さんから、
「さっきね、トイレに行きたいと言ったら、『さっき言ったばかりでしょ!』と凄い顔で言われたの。行きたい時は行きたいんだから、しょうがないでしょう。あんな風に言われて、本当にここに来たことを後悔した。」
と。
日々認知症の方の対応して、
またトイレに行ったことを忘れてる→さっき行ったんだから大丈夫だ、あとにしよう、待ってもらおう
という固定の考え方ルートみたいなのが頭にできあがってる。
でも、認知症であろうとなかろうと、その人自身の希望をちゃんと受け止めること、というかその姿勢自体を失くしてしまっていたと感じた。
全員を同じ枠の中に納めて同じように対応して、それでは一人一人と向き合えないことに改めて気付いた。
また別の利用者さんでは、私はその方のことを多少認知症があると認識していたんだけど、
「〇〇さんと食事の席が隣なのは、私があの人のこと上手く扱えるって思われてるからだよね。」と、ごもっともな内容を話しており驚いた。
この驚きが、自分のなかの高齢者に対する知識の狭さなのではないかと感じる。