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精神病家族の話13

こんにちは!ちゃーちゃんです。
見てくださってありがとうございます!
日々のモヤモヤを吐き出すためにnoteを始めました。

高校生活に暗雲が立ち込めてきた兄。
引っ越し前の子供部屋しかないときもそうだったが、新居で個々の部屋が割り当てられると、毎日のように部屋に入ってくるようになった。
2階に部屋があったから、親や他の人の目が届きにくく、それも良かったんだろう。

学校から帰ってきた時や夜に勉強していたりくつろいでいる時。
「今日帰ってきてからの態度が生意気」とかそんな内容。今日の事で怒ることがなければ「昨日はなんであんな事言ったんだ!」

いきなり来て、ノックもなくドアを開けられ、暴力を振るわれる。
暴力を振るわれる、と表現しているが私も体が大きくなって、殴ろうとする両腕を掴んだ
り、取っ組み合いのような感じだ。

嫌いな兄の腕を触るのも嫌だった。
だけどそれ以外に暴力を止める方法がなかった。

時間にして20〜30分位だろうか。気がすむと、やっと自室へ戻る。
時々母が気づいて止めに来ると、一旦は引き下がるが頃合いを見てまた部屋に入ってくる。

次第に、部屋にいるときは何をしていても耳をすませるようになった。
兄が階段を登ってくるとき、気だるそうに大きい音を立て、足の関節がポキポキなっている。

兄の足音がしたらすぐに自分の部屋のドアノブを掴み、ドアを開けられないようにした。対して兄は開けようとしてくる。そして最終的に開けられてしまう。

ドアノブは、両方向から引っ張られすぎて、まだ新しいのに少し壊れてしまった。

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