電燈の唄
僕は命をパチパチ鳴らして
今もここで誰かを待っている
灯る訳も解らずに
今も誰かを待ってる
誰かの声で賑わったのは遠い遠い昔の話
今胸の中空いた穴を隙間風が通り抜けた
僕はこの道を照らし続ける
名も無い電燈だ
やがて凍える夜に鎮まり変えった時
僕は誰かを照らす太陽になる
僕は命をパチパチ鳴らして
ある日の影を映し出している
凍えた夜と廃材の上
友達は記憶の中
僕が灯る理由なんて
とっくの昔に砂に変わった
僕は大地を照らし続ける
名も無い電燈だ
やがて凍える夜に鎮まり変えった時
僕は誰かを照らす太陽になる
僕が灯る理由なんて
とっくの昔に忘れてしまった
今は意味などなくとも
君を照らすために灯る
【独白】
独りぼっちの電燈の唄です。
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