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日記を捨てた

私は日記というものが続いたことがない。
大体3日坊主で、ノートが埋まったことはない。
以前5年日記というものを書いていたが。真っ白なページが続いて5年終わってしまった。
たまに書いていることといえば、バイトだった。映画見た。外食した。好きな人に会えた。など。。。
一言だけの5年日記は、私が初めてコロナウイルスに感染した時に、このまま死んでしまって見られてしまったら、一生の恥だ!と思い捨ててしまった。

そして2022年から2023年も日記を書いていた。
書いていたと言っても、ノートの半ページも埋まっていない。
中身を見てみる。

く、、暗い。。。見るに耐えないほど暗い。
病んでしまっている。。。
私は普段からネガティブな方だが、それにしても暗い。

見るだけで嫌な気分に陥るので、全て捨てようと思った。
noteも始めたことだし、、、と

でも。2022年11月20日
このページだけは捨てられない。

この直前、長く彼と揉め事をしていた。
もう別れるだろうな、、、と予想していた。

でも、彼は真正面から私に向き合ってくれた。彼はこんな私のことをずっと好きでいてくれた。俺たちなら大丈夫と勇気づけてくれた。
そして一緒に生きていこうと約束した。
(だが、この1ヶ月半後に私は振られる。和解が遅すぎた。ごめんよ。素直になれず嫌な態度も長引かせてしまって)

そんなことがあって数日後、久しぶりにビデオ電話をした日だ。
嬉しくて嬉しくてスマホに映るブサイクな彼を、スクショで可愛い可愛いと、おさめているあたり本当に幸せだったんだ思う。

この半分埋まった日記帳に書いてある幸せなページはこのページのみだ。
なので、このページをnoteに記憶させようと思う。
また、数年後に恥ずかしいと言いながら消去する未来も見えるが。。。




2022、11、20
久しぶり。書きたいことがなかった。
11月に入って、散々泣いて泣いて、吹っ切れた。
清々しくて幸せ。本当に。
今あることを大切に。そして忙しくしてよう。

電話が終わって今、「余命10年」を見てた。
映画を見るのも久しぶりかも。
坂口健太郎の作品、初めて見たかも。。。って思ったけど思い出せないだけかな。あんなに顔を見るのは、初めてだったのかな。
ちょっとエリに似てた。
(エリとは当時の彼氏のあだ名。そして絶対に似てないけれど、この日はきっと魔法にかかっていた。)

内容は想像通り
でも、四季がすごく印象づけられるよう撮られていて、1年1年が重要だから必要な描写だったんだけど。
私も残していきたい。いろんな季節を
だって、私だってわからないだけで、余命10年かもしれないんだから。

俳優陣の熱意が伝わって、1つ1つのセリフが響いた。
松重豊、原日出子、リリーフランキー。圧倒された。
少しづつ変わる表情が、声色が、映画の内容を底上げしていくのが見えていく。

たくさんのことを夢見てしまう。愛する人ができたら諦めきれない。
でも手放していく。そして残される人の生き方。葛藤の話。

主題歌「うるうびと」の解釈はたくさんあったけれど
英語名は「Ms,phenomenol」
「普通ではない、驚くべき女性。」イコール「普通じゃない、珍しい閏月」ってことよね

でも一番しっくり来たのは「うるう=+1日」
「生きる意味を+1日」してくれた人がしっくりきたかな。

私にもできた。うるうびとが。
やっと出会えたんだね。あなただった。

ベット寝転んで書いてるから、字汚すぎ&語彙力死んでる
映画泣きすぎて、お腹減った。


日記というか、「余命10年」の感想文になっている。
こんな風に映画の感想文をいくつか書いているのに、負の感情も一緒に書いているので読むに耐えない。。。

でも、この日はとても気分が良かったのだ。
こんな薄っぺらい感想文を作ってしまうほど、幸せだったのだ。

このnoteもいつまで続くか分からないけれど、
気づいたら暗い話ばかりしてしまう私だけれど
この1年前の私のように、今あるものを大切に。幸せだと思いながら生きていけたらいいな。

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