目標(古典語で日記を書く・第三者が見てもわからない自分だけの秘密の記録をつくる) 古文作文 その10 1~10 までの現代文を「★印の語彙」を参考にして「中古か上代の文風」につくりかえてみましょう。(どの語を選ぶかは、あなたの自由です。)1わたし が 行く。 2 海 が 青い。3 みず が 飲みたい。4ふるさと が なつかしい。5みず を 飲む。6子犬 を 愛している。7鳥が 木の枝 を 飛び立つ。8 家 を 出る。 9公園 を 歩く。10京都 に いる。
目標(古典語で日記を書く・第三者が見てもわからない自分だけの秘密の記録をつくる)
方法(単語を覚える→簡単な例文を暗誦する→練習問題をこなす・並行して文を創作する)
古文作文 その10
では はじめましょう。1~10 までの現代文を「★印の語彙」を参考にして「中古か上代の文」っぽく、つくりかえてみましょう。(どの語を選ぶかは、あなたの自由です。)
1わたし が 行く。 2 海 が 青い。3 みず が 飲みたい。4ふるさと が なつかしい。5みず を 飲む。6子犬 を 愛している。7鳥が 木の枝 を 飛び立つ。8 家 を 出る。 9公園 を 歩く。10京都 に いる。
1 わたし が 行く。 「が・動作をしているもの・主語」
★わたし(な・あれ・まろ・ここもと・おのれ)
★ゆく(あゆむ・わたる・いぬ・おもむく・かよふ・むかふ・まかる)
★「が」は古典では省略されることが多い
2 海 が 青い。 「が・状態を示しているもの・主語」
★うみ(あをうなばら・うなはら・わたつみ・え・しほうみ・わたつうみ・わたのはら)
★あおい(あをし・あをあをし・あをやかなり)
3 みず が 飲みたい。 「が・動作・欲望の向かうもの・目的語」
★みず(みづ・にもひ・たんすい)
★のむ(たぐ・のむ・はむ)尊敬(きこしめす・めす・をす・たてまつる・まゐる)謙譲(たぶ)
★~したい(まほし・たし・ばや・なむ)→のみたし・のまばや
4 ふるさと が なつかしい。 「が・状態・感情の向かうもの・目的語」
★ふるさと(郷関きゃうかん・郷里きゃうり・国くに・里さと・家郷かきゃう・故国ここく)
★なつかしい(こひし・ゆかし・したはし)
5 みず を 飲む。 「を・動作の向かうもの・目的語」
★目的をあらわす「を」は古典では省略されることが多い
6 子犬 を 愛している。 「を・動作・感情の向かうもの・目的語」
★こいぬ(ゑのこ・ゑんのこ・いぬ・いんのこ)
★愛する(こふ・めづ・めでる・あはれむ・いつくしむ・うつくしがる・うつくしむ・かなしうす・かなしがる・おもふ・ときめかす・こがる)
★~している(たり・り)→かなしうしたり・いつくしめり
7 鳥が 木の枝 を 飛び立つ。 「を・動作のはじまり・~から」
★鳥(とり・まとり・禽鳥きんてう)
★木の枝(枝え・木枝このえ・枝条しでう)
★飛ぶ(翔かける・とぶ・舞まふ・とびかふ)飛び立つ(とびあがる・とびたつ)
★~から・~より(ゆ・ゆり)
8 家 を 出る。 「を・動作のはじまり・~から」
★家(きょたく・すみか・やけ・やど・わいへ・いへゐ・家室かしつ・かをく・戸こ・すまひ・たく)
★出る(いづ・うちいづ・たちいづ・さしいづ)尊敬(渡御とぎょす・いでます)謙譲(まかづ・まかりいづ・まかる)
9 公園 を 歩く。 「を・動作主の移動するところ」
★公園(ゑんてい)庭(山斎しま・その・そのふ・せんざい・つぼ・つぼせんざい)
★歩く(あゆむ・あゆぶ・ありく・かちありきす・さしあゆむ・ふむ)
10 京都 に いる。 「に・存在しているところ」
★京都(きゃう・華夏くゎか・京師けいし・京洛けいらく・ていと・らくやう)
★いる(ゐる・をり・あり・ものす)住む(すまふ・しむ・すみつく・やどる)