古典語で作文 その10
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次の文を古典語彙を用いて書き換えよ。
古典語で作文 その10
(現代日本語)過去をあらわすには『~た」を使う。
①私は家で夕食を食べた。
わたくし(あ・あれ・あこ・おの・おのれ・われ)
家(家居・いへゐ・家室・かしつ・すまひ・居宅・きょたく・すみか・宅・やけ・やど)
自宅(ふるさと・我家・わいへ・わぎへ・庵・いほ・いほり)
夕食(ゆふけ・ゆふみけ)
食べる(くふ・くらふ・けごとす・たぶ・はむ)
た(き・けり)
②かごの中に鳥がいた。
かご(笊籬・いかき・筐・かたみ・さうり・勝間・かつま・籠・こ)
竹籠(めかご・ひげかご・かたま・鳥籠・とりこ・はんろう)
鳥(とり・真鳥・まとり・禽鳥・きんてう)
いる(あり・ものす・ゐる・をり)
た(き・けり)
③この芋はうまかった。
芋(うも・まも・じゃがたらいも)
うまい(おいしい・甘美・かんびなり・滋味・じみなり・うまし)
た(き・けり)
④去年、彼は学生だった。
去年(こぞ・先年・さきつとし・旧年・きうねん・前年・ぜんねん・古年・ふるとし)
彼(か・あのひと・あれ・さ・かれ・そのひと)
学生(学徒・がくと・がくしょう・書生・しょせい・青襟・せいきん)
である(なり)
た(き・けり)
(現代日本語)現在と未来をあらわすには「~る」を使う。
⑤明日は雨が降る。(降るだろう)
明日(あす・明今日・あくるけふ・あくるひ・またのひ・みょうにち)
雨(天水・てんすい・あまつみず・あまみず)
雨が降る(おつ・そぼふる・ふりしく・うちそそぐ・かきたる・しぐる・そそく・そぼつ)
だろう(む・べし)
⑥今、雨が降っている。
今(いま・このごろ・目前・まさか・現・げんに・当今・たうこん・忽・たちまちに)
ている(たり・り・存続)降りたり・降れり
⑦6時に家で夕食を食べる。
午後6時(暮れ六つ・酉の刻・酉二つ)
家(家居・いへゐ・家室・かしつ・すまひ・居宅・きょたく・すみか・宅・やけ・やど)
自宅(ふるさと・我家・わいへ・わぎへ・庵・いほ・いほり)
夕食(ゆふけ・ゆふみけ)
食べる(くふ・くらふ・けごとす・たぶ・はむ)
(現代日本語)習慣的に行われる時にも「~る」を使う。
⑧いつも自分の部屋で朝食を食べる。
いつも(朝日・あさにけに・朝夕・てうせき・明暮・あけくれ・起伏・おきふし・平居・へいきょ・平時・へいじ)
いつもの通り(恒例・こうれい・つうれい・へいじゃう・不断・ふだん)
自分の(おのが・わが)
部屋(曹司・ざうし・室・しつ・局・つぼね)
朝食(朝餉・あさがれひ・あさげ)
食べる(くふ・くらふ・けごとす・たぶ・はむ)
⑨梅雨の間はよく雨が降る。
梅雨(五月雨・さみだれ・長雨・ながめ・梅雨・ばいう・梅霖・ばいりん)
間(あひだ・期限・きげん・とき)
雨が降る(おつ・そぼふる・ふりしく・うちそそぐ・かきたる・しぐる・そそく・そぼつ)
一日中降る(ふりくらす)
長い雨(宿雨・しゅくう・ながあめ・連雨・れんう・をやみなし・霖雨・りんう)
激しく降る(ふりまさる・ふぶく・そそぐ・ふりしく)
多く(いくそばく・ここだ・ここら・しじに・そこらくに)
時間について
学校でお習いしておられるでしょうが、念のため書いておきます。
子の刻: 午後11時~午前 1時
丑の刻: 午前 1時~午前 3時
寅の刻: 午前 3時~午前 5時
卯の刻: 午前 5時~午前 7時
辰の刻: 午前 7時~午前 9時
巳の刻: 午前 9時~午前11時
午の刻: 午前11時~午後 1時
未の刻: 午後 1時~午後 3時
申の刻: 午後 3時~午後 5時
酉の刻: 午後 5時~午後 7時
戌の刻: 午後 7時~午後 9時
亥の刻: 午後 9時~午後11時
二時間を30分ごと、四つに分けて一つ、二つ、三つ、四つと言う。
暮れ六つ → 「暮れ方の六時」 夜が明ける六時 → 「明け六つ(あけむつ)」