![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/128182509/rectangle_large_type_2_111cb4d47753d0c4531802a97cc0e9f8.png?width=1200)
9割の人が誤解しているESの役割
ESとは、志望動機やガクチカなどを決められた字数でまとめる企業へのエントリーシートのことであるが、その役割を見落としている人が非常に多い。
一般的にESの役割は、その後の選考に進むための手段と捉えられがちだが、1つの選考と考えて良いほど比重の小さいものではない。
就職活動においてESこそが最重要攻略ポイントであると言っても過言ではないのだ。
この記事ではそんなESの本来の役割と志望動機作成時の考え方を解説する。
ESの本来役割とは
早速だが、本来のESの役割とは
面接に繋げることだけではなく、面接を有利に進めること
である。
就活の面接では、1次面接、2次面接、3次面接とそれぞれ別の面接官が担当する。そして面接官とは基本的に初対面であり、初対面の面接官が事前に目を通すのがESなのである。
したがって、「誰が読んでも志望動機のロジックが明瞭で一発で理解できるES」を書くことができたなら、面接時に大きなアドバンテージとなる。一方で「内容に引っかかる点があるES(ロジックが不明瞭、内容が一発で理解できない)」を書いてしまうと、面接官の印象も悪くなるだけでなく、面接の時間がその疑問を解消するために割かれてしまう。(実際にはこの点を利用しESにツッコミの余地を持たせることで、自分の得意な方向にに面接の流れを持っていくこともできる。)
とはいえ、ESが通過しないと選考には進めないので、通過できるESであることが必要である。そのための正しいESの書き方を解説していく。
ESには型がある
よくESで個性を出そうとする人がいる。もちろん就活において目立つことは必要であり、正しい考え方かもしれない。東京一工といった輝かしい学歴の持ち主ならそれでもかまわないが、個性を出す前に1つ注意しなくてはならないことがある。それは、
採用担当の人事の方は、数百ものESを短時間で読まなくてはいけない
ということだ。つまり、1つのESに目を通すのは数十秒ということもありえる。
したがって、
①読み返すことなく一度で理解できる内容であること。
②誰にでも理解できる内容であること。
が必要になってくる。
これらを踏まえた上で、自分なりの強い思いを詰め込んでいかなくてはならない。
志望動機の書き方
ESの中でも、必ずと言ってよいほど書くことが多いのが志望動機だ。そんな志望動機の書き方を紹介する。
一般的な志望動機の型は以下の通りである。
①概要(成し遂げたいこと、ESの要約を完結に)
②なぜその職種(業界)を志望するのか(自分の原体験、モチベーションの源泉を必ず書く)
③様々な会社がある中でなぜ貴社なのか(HP等でリサーチする、その会社だからこそできることを書けるとよい。)
④まとめ
志望動機作成時の考え方
志望動機を作成するにあたって考えなくてはならないことは以下の4つである。
なぜその業界を志望するのか
なぜその職種なのか
なぜ貴社なのか
入社後どの部門で何をしたいのか
そして、それぞれに一貫して対応できる自分の原体験を用意する必要がある。
たとえば、とあるSierを志望する場合は以下のような考え方となる。
なぜSierを志望するのか
学生時代のアルバイトで○○のシステム障害を経験した。この経験で人々の生活を支えるITインフラの保守や運用に興味を持った。
なぜSEなのか
幼少期より人のために何かをすることが好きだった。そこで大学では体育会のマネージャーを経験し、活躍する人を陰で支えていく仕事により一層興味を持った。
加えて大学の副選考では情報を専攻しており、プログラミングを学んでいる。プログラミングにおける○○が好き。
なぜ貴社なのか
自分やりたい○○分野で業界首位のシェアである。加えて、近年は△△と協力して新しいプロジェクトに取り組んでおり、会社として○○に注力していることが伺える。さらに○○分野での部門人数比の収益性は競合と比較しても2倍以上と圧倒的である。
加えてインターン、社員訪問を通じ貴社の□□という社風に共感した。
入社後どの部門で何をしたいのか
○○部で××に取り組みたい。そのために入社後は▲▲を経験し、強みの●●を活かしたい。
以上がざっと10分ほどで考えた架空の志望動機である。これらをさらになぜ?なぜ?と深掘りをした上で400字で組み立てていけば内容に関して言えば十分なESが書けるだろう。
まとめ
この記事ではESの本来の役割について解説した。
今後、通過したESを掲載しさらに細かい考え方もレクチャーしていく。
最後まで読んでいただきありがとう。