面接の通過率を上げる方法
「それでは3分で自己紹介をしてください」
大学2年の2月頃。
初めて受けた面接での最初の質問に私は戸惑いを隠せませんでした。
何を話せばよいのかがわからず、結局、2分残して自己紹介を終えました。
その時の面接官の怪訝な顔は今でも覚えています。
就職活動において面接は避けては通れない選考です。
しかし、私と同じように今までの人生において面接を受ける機会はそう多くなかった方が多いのではないでしょうか。
私も就活を始めるまで面接を受けたのは英検の2次くらいで、どのように面接の対策をすればよいのかがわかっていませんでした。
そんな私も面接を数十回と受ける中で次第に自分なりの面接の対策方法を確立していきました。
この記事では面接の対策方法を紹介していきます。
面接では面接官との相性も重要になってきますし、時事問題などの運要素の高い質問もあるため、通過率を100%にすることはできません。しかし、対策方法や考え方を変えることで通過率を高めていくことは可能です。
ぜひこの記事を参考にして、面接の通過率を高めてください。
面接の一番の対策は面接である
志望業界以外も受ける
まず、最初にお伝えしたいのは面接の一番の対策は面接だということです。
勉強でも、スポーツでも、練習をしたのち実戦経験を積むことが大事になるのと同様に、面接においても経験を積むことが重要になります。
なぜ経験がものを言うのかというと、一言で面接と言ってもたくさんの面接があるからです。型通りの質問がされる集団面接から雑談に近い個人面接、形式もオンライン面接から会議室での対面面接、面接官も入社2年目の社員1人から、定年間近の50代の役員5人など多種多様です。
そこで、多くの面接を受けることでどんな面接でも対応できる力を身につけることが必要になります。
私がおすすめするのは志望度の低い企業でも積極的に面接を受けることです。私は多い日だと1日に3社の面接を受けたこともあります。
特にES不要で面接が受けられるベンチャー等を多数受けると良いでしょう。
すぐに面接を振り返る
面接は受けて終わりでは意味がありません。
面接を受けたらすぐに振り返りをしましょう。
その際、振り返るべきポイントは自分がうまく切り返せなかった質問です。難しかった質問をメモし、その質問に対する返答を時間を空けて考えましょう。質問への解答を暗記する必要はありません。答えられなかった質問に答えようと思考を深める作業こそが、面接への対応力を鍛えてくれます。
ここでのおすすめは、面接を録音することです。
録音を禁止している企業もありますが、そうでない場合は必ず録音をしましょう。振り返りの際には重宝しますし、次の面接の前に確認するだけで主張の一貫性を保ちやすい効果もあります。
想定問答リストを作る
想定問答リストを作る
慣れの重要性をお伝えしてきましたが、1つ1つの面接を突破するためには事前準備が大切になります。
事前準備としてやるべきことはたった一つです。それは想定問答リストの作成です。ワンキャリアやユニスタイル、外資就活といった就活サイトで過去の対象企業の質問をリストアップし、すべてに答えられるようにしましょう。その際、なるべく多くのサイトや体験談を参考にすることが重要です。また、多くの企業で被る質問であるガクチカや長所、短所等についてはそれぞれで質問事項と解答すべき点をまとめておきましょう。自分なりにこれ以上深ぼれないくらいまで思考を深めておくことが大切です。
日経新聞を活用する
私は効率よく対策をするために日経新聞電子版を活用していました。特に真価が発揮されるのは逆質問においてです。業界のトレンドを抑えておくことで、質問を通して業界への理解度や興味の高さをアピールすることができます。
日経新聞の活用の仕方は別の記事で紹介しようと思いますが、購読料を払いたくない人でも大学の図書館で読むことができます。(その場合は検索機能は利用できません。)
なお、逆質問については以下の記事で解説しています。
本番は楽しむ
私と企業は対等である
事前準備をするほど、受かりたいという思いが強くなります。その強い思いが、結果的にパフォーマンスの低下に繋がってしまうことがあります。
そこで私は、「面接を楽しむ」ことを意識していました。
よく考えてみると社会人の方々のお話を伺える機会は貴重です。
この「面接を楽しむ」意識を持つことで、心に余裕が生まれ、軽い冗談を言うことができたりと、面接官と違和感のないいスムーズな会話をすることができるようになりました。心の余裕を持ち、入念な対策さえできていれば、面接通過はそう難しくはないでしょう。
就活中に読んだ、「ゴールドマン・サックス M&A戦記」(服部暢達)のはしがきに「会社と個人は対等でなければならない」と書かれていました。
就活生はどうしても企業に対して下手に出てしまうことが多いですが、心の中では「自分とこの会社は対等である」という思いを持っておくと良いでしょう。
自分をさらけ出す
もう一つ本番で重要なことは自分をさらけ出すことです。
自分をさらけ出すとはどういうことかというと、自分の感情を積極的に開示していくことです。
なぜ、感情をさらけ出すことが大事かというと、言葉の信憑性を高めることに繋がるからです。多くの就活生が型にはまった応答をする中で、自分の感情を理解し、しっかりと向き合えていることは高評価に繋がります。
ガクチカをただ喋るだけではなく、当時どんな思いがあったのか、どんな悩みを抱えていたのかを話してみてください。
最後に
いかがでしたでしょうか。
この記事をまとめると、面接通過に必要なことは以下の3点です。
ぜひこの記事を参考に、自分なりの面接の対策方法を確立してください。
また、面接に行きつくためにはESの完成度とエントリーする量も大切になってきます。バランスよく対策を行っていきましょう。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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