アーユルヴェーダ・リトリート in スリランカ 1
スリランカに来ている。
今回は4泊6日の割に短めの旅なので、もう明日の晩には帰国便に乗る予定だ。
なぜスリランカに来たかと言うと、アーユルヴェーダの宿泊施設に滞在するためだ。
昨年、ヨガ教室のツアーで、インドのアシュラム(道場)に行った。それ自体も人生を変えるような、とても素晴らしい体験だったのだが、現地の世話人が案内してくれたアーユルヴェーダ体験も、私にとって強烈だった。
帰国後、自分でも旅行記をnoteにまとめ、他の人の旅行記も読みまくった。その中で、アーユルヴェーダステイに関するものを見つけた。アーユルヴェーダ専門の施設に滞在して、食事や診察や施術など、トータルに体験するのだ。ちなみにアーユルヴェーダというのは、約5000年前からあるもので、アーユス(生命)のヴェーダ(知恵)を体系化した生命科学、生きる知恵のことらしい。
アーユルヴェーダステイなんて、そんな夢みたいな話があるのだろうか? でもどうせ、富裕層向けの高級なものに違いない。そう思っていたが、今年に入って具体的に検討してみたところ、どうやら手の届くお値段であるらしいことがわかったのだ。むしろ昨今の円安も手伝って、大好きなヨーロッパに行こうとすれば、それこそ富裕層でないと手の届かない値段になる。それに比べればずっと良心的な価格で行ける。
先の予定なのでキャンセルすることになるかもしれないと思いつつ、私がとりあえず旅行の申し込みをしたのは、確か2月のことだったと思う(その予約が、今回はそのまま生きた)。こういう滞在型ののんびりした旅行なら、夫も好むところなので、一緒に行くことにする。
私が滞在しているのは、カルナカララ・アーユルヴェーダ・リゾートというところだ。申し込んだ後にわかったのだが、日本にも系列店がある。
それを知ってちょっとがっかりした。日本でも受けられるなら、わざわざスリランカまで行く必要ないではないか。
しかし環境が違うのだから、全く同じということはないはずだし、系列店があるからこそ、日本に帰ってからもフォローアップが受けられると書いてあったので、それもそうだと前向きに捉えることにする。
そんなわけで今年の夏休みは、スリランカで過ごすこととなったのだった。(2に続く、全16話予定)
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