子育ては不可逆で期間限定。2人目育児で改めて気づいた。
我が家には娘(3歳)と息子(7ヶ月)、2人の子どもがいる。
第二子を育てていく中で感じたことは多々あるが、その中の一つがタイトルの件だ。
子育ては不可逆で期間限定。
当たり前と言えば当たり前。3歳の子どもが0歳に戻ることはない。そして、永遠に3歳の子どもはいない。時と共に成長し、年齢を重ねていき大人になる。
そんな当たり前のことだが、第二子が誕生するまでは、頭では分かっていても実感することが少なかったように思う。
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子どもが1人だった頃、目の前のルーティーンや次々発生するタスクを処理することに必死だった。(いや、これは今もそうだ。毎日必死)
過去を振り返ったり、未来に思いを馳せる暇なんてない。「今日を乗り切る」この繰り返しだった。
夜泣き、人見知り、登園しぶり、オムツはずし、偏食、イヤイヤ期…
育児の悩みは尽きず、解決しないままフェードアウトし、次の悩みが発生する。そして、この慌ただしく悩ましい日々が永遠に続くのではないだろうかという錯覚に陥る。
第二子が誕生して半年以上が経過し、子どもが2人いる日常も板についてきた。第二子はやはりかわいい。いや、もちろん第一子だってかわいい。でも第二子は…なんかかわいいの種類が違う気がする。
第一子は言わば初見プレイ。余裕なんかあるわけがない。一方、第二子は二周目。「あ、これ前やったやつ〜」となることも多く、愛でる余裕があるのだ。
比較的気持ちにゆとりを持った状態で0歳児と接していると、第一子が0歳だったときのことを思い出す。
あー、娘もこうやって床に突っ伏して泣いてたな。
娘が初めて寝返りしそうでなかなかできなかったとき、横で応援したな。息子は知らない間にできちゃってたけど…。
娘が初めて手づかみでご飯を食べたとき、頭になすりつけてびっくりしたな…。息子もそうするのかな…
そして、こう思う。
0歳の娘にはもう会えないんだ。3歳の娘にもあと少しで会えなくなるんだ。3歳の娘との思い出は今じゃないと作れないのだ。
息子も同じ。0歳の息子には今しか会えないのだ。
子育ては不可逆で期間限定。
楽しいことも、しんどいことも時が経てば流れていく。そして、新しい楽しいことやしんどいことが顔を出す。子育てに限らず、人生の中の全てがそうだろう。
文章にしてみると当たり前だが、なかなか実感しにくいこと。気づかせてくれた子どもたちに感謝だ。
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子どもが2人いると、1人よりも育児にかかる時間もパワーも多い。「しんどい!勘弁してくれ!」と思うことだってたくさんある。
でも2人いることで、育児を俯瞰して考える機会が生まれた。1人だとその子のことに集中するが、2人いるとそうもいかない。集中が分散することで、2人を比較することで、気づけることもある。
子どもが2人になると、手が回らなくなるのではないか?
第二子が産まれる前はこんな不安があった。物理的にも精神的にも私はキャパオーバーになるのではないかと危惧していた。まあ…決して楽ではないが、意外となんとかなった。それは、さっき述べた俯瞰して考える機会があるからかもしれない。
もちろん子どもが1人でも、こういう俯瞰的視点を持っている人だってたくさんいるだろう。でも私は第二子のおかげで視点を変えることができた。
やってみると意外な答えがある。子育ては難しくも面白いなぁと改めて思ったのだった。