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鬼滅の刃と大正時代の関係性1〜近代とは。

鬼滅の刃…。

なんだかとっても流行りましたね。
私が見ていた当時は中学生ぐらいだったかな。
当時は、普通に面白い少年誌の漫画ぐらいに感じて、周りも見ていたから自分も見るぐらいのものでした。

 それから、数年経って、ふとこんなことを考えます。

なんで大正時代なんだろう?

これについて考えたことをまとめます。

 まず、大正時代というのは日清日露戦争を経て、第一次大戦、米騒動、世界恐慌、関東大震災…。
たった15年ほどでこれだけの出来事を日本人は経験しました。その後、昭和初期の軍部の暴走や荒恐の余波が続き、大東亜戦争へ突入していきます…。

ここで、鬼滅の刃と大正を繋いでいく点で大切なのは2つのことだと感じます。

1.武士(刀)が消滅する
2.近代化したことによる合理主義の加速


 日本は幕末に明治維新を成功させ、アジアで初めて列強の仲間入りを果たしました。しかしながら、それには失ったものも多くあったと考えます。欧米と対等に渡り合うには近代化した欧米の物質文明や価値観に擦り寄らないといけませんでした。

 そもそも、近代化とはどういうことでしょうか、近代=modernです。モダンには類義語があり、model、modeがあります。意味は形式や模型、手法や流行といったものです。私が解釈するに、資本主義的に世の中を回すための枠組みを固定化し、それを形式化していき、それらの手法を入れ替え、それらを普及させていくという意味になります。この近代が文明になりそのシステムの中に社会を築き、そこへ住むんでいるのが近代人というものだと考えます。そして、人間の暮らしや文化もこの近代に合わせていく形となります…。


続きは次回にしたいと思います。


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