二次試験を控えたあなたへ


はじめに

まず共通テストを終え、ここまでたどり着くことのできたあなたは素晴らしいです。目指すことはしても道半ばで心が折れてしまったりその他の理由でそこまで到達できなかった多くの屍の上に立っているということは知っておいた方が良いのかもしれません。

残り時間の勉強はどうするか

国立であればもうあと10日程度で私立であればもう終わっている人も老いるかもしれませんし、明日明後日レベルの人も多いかも知れません。この場においての勉強は自分の精神安定という目的が非常に大きいかと思います。確かに過去問を何回も周回することによって知識の漏れを確認し、そこを再び参考書に戻って復習をし詰めなおすという作業は実際にしているとは思いますがここでは最後の学力向上というよりむしろ自分の精神を安定させることが大切だと思います。なぜならまず出願をして二次試験までありつけたという事実自体があなたがこれまでそれに向けて勉強してきたという何よりの証拠になりうるわけです。不安も大きいことでしょう。でもここまで来たら走り続けるしかないのです。

不安との向き合い方

自分は本番ではうまくいかないのではないかという不安もここにおいての深刻な問題になるでしょう。それは当然です。なぜなら基本的には一次試験の段階で合格最低点を上回るなんてことがあれば良いのですがそんなことはほぼないでしょう。自分の本命の大学に受かるという保証もなければ根拠なんてあるはずがありません。なぜなら試験を受ける前から自分の本命に受かったことのある実績というのはほぼ誰も持ち合わせていないからです一部かの有名な尊敬する阿修羅さんのように過去に同じ学部学科を受けて合格したことがあるのにまたそこを受験するという超特殊なケースがありますがそんな人は稀です何かに挑戦するにあたって自信を持つには何か根拠が必要なように思えますが受験においては根拠のない自信で十分だと思います。ただここまで頑張ってきた自分を何とか信じてあげたいという気持ちがあればあなたは十分に強いです。

親愛なる多浪・仮面浪へ

国公立で仮面している人達も期末試験が終わりとうとう残すは受験のみとなった人も多いことでしょう。もうテストも終わってしまったのだから単位があるのか無いのかについてはとりあえず忘れてしまおう。ここまで乗り越えたという自分はまず誇っても良いです。そして不合格という消えない負けを抱え続けてそれをどうにか覆そうとここまでたどり着いたのは何よりも素晴らしいことです。不合格のせいで高校生活の思い出が大学落ちたに集約されそれを鬱々と抱えたまま次の試験に向かうというのはどうやら誰にもできることではないらしいです。十分適度にスーパースターです。今まで散々落ちてきて自分のことが信じられなくなっているかもしれないけれど試験を受けるということは勝利する権利は皆平等にあるというわけです。

おお、わが友よ、偉大なる英雄よ。自分の過去と向き合い、清算するために勝利するしかないのだ。
ツァラトゥストラはこう語った。

最後に

受験なんて勝てばすべて解決する。実際に受かってしまえばあの時がどうだったかなんて考えない。それまでに何回負けていようとも、1回勝ってしまえばそれはあなたの勝利になる。だから最後の最後まで頑張ってほしい。その記憶が今後の人生で必ず自分を奮い立たせるものになるから。

それでは


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