想像上のスーパーヒーロー
皆さんは自分の心の中にヒーローはいますか?
僕の小さい頃のヒーローは仮面ライダーでした。
今は坂本龍馬だったり色々です。
情熱を持ち、仲間を大切にし、
時には自分に情けなさを感じながらも進化し、
もがき、前に進んでいく姿。
そんな姿を自分自身に重ね合わせながら
学生時代は物事に取り組んできました。
大人になるにつれて、
憧れていた仮面ライダーが僕に与えてくれたものを、実際にその存在になって与える側になりたいと思うようになっていきました。
世の中を良く知る大人達は
仮面ライダー以外の方法で与える側になれと
僕によく言いました。
確かに僕は仮面ライダーにも与える側にも
未だになれていませんが、
そんな事を頭の悪いガキに言うな。
情熱を奪うな。
たまには現実を脇に置いて考える事も
必要やし大切やないですか。
憧れを目指す中で、その職業は役者だと認識し、
心の底からやりたい事は役者ではないと
分かりつつも憧れの存在になる為に、
その業界に足を踏み入れました。
今日伝えたい事は
もしかしたら、憧れそのものになる
という事は人生の計算式において引き算かも知れないという事です。
それに対して、自分の憧れ、スーパーヒーローを
自分の想像上のもの(独断と偏見まみれのイメージ)
にとどめておく事は人生の計算式において
引き算ではない様です。
自分の想像上に憧れのヒーローを置いて、
その存在に慣れるよう努めればいい。
これは自分の夢に落とし前を付けるという事ではなく、この選択の方が前向きという意見です。
他人と比較する必要性はありません。
人はおそらく憧れのものに出会った時、
自分自身が想像していなかった点に出会う事になると思います。
それが自分の想像上のものとのギャップになり、
憧れのものとの引き算をし始めます。
自分の想像していたものと違う。少なからず皆さんにもそのような経験あるはずです。
それとは逆に、想像に限界はありません。
空を飛んでみたいと想像した人間がいたから飛行機は存在するし、宇宙に行きたいと夢みた人間がいたから人間はロケットを作る事が出来ました。
自分の想像上のスーパーヒーローは
あなたをきっと裏切りませんよ。