お別れ→ブリスベンへ
グレートバリアリーフでのスキューバダイビングツアーも
終わり、ケアンズ生活も終わりが近づいてきた。
私はブリスベンで住み込みのベビーシッターをすることが決まっていたので
ケアンズを離れることに。
クリスティンが数日前にビーチサイドにある素敵なカフェへ連れて行ってくれた。カプチーノがとってもおいしかった。
いろいろあったけど
「ケアンズでもベビーシッターはできるのよ」と
言ってくれたことに驚き、嫌われていたわけじゃなかったのねと安心した。
私やエレナの後には中国人の女の子が来ること、娘さんや息子さんのこと
など車の中で話してくれた(気分のアップダウンは相変わらず激しかったけど。)
お別れ当日。
クリスティンとボブが飼っている犬のチッパーが
すごく元気がなかった。お別れをしようとチッパーの元へ行くと
「誰かが家を出ることに気づいて、いつもさみしがるの」とクリスティーンが教えてくれた。
あまりの可愛さに離れたくない気持ちが出てしまった。
優しい子だった。「ばいばい」を伝えて
家に来てくれたラーラとエレナと一緒にクリスティーンの運転する車に
乗り込む。ボブとは家でお別れをした。
空港に着くとクリスティーンとはそのままロータリーでお別れ。
エレナとラーラと空港に向かう。
キャリーバッグの重さが少しオーバーしていたので一緒に
詰め直しを手伝ってくれたり、「絶対私がおごるから!」と
ラーラがホットチョコレートを買ってくれて、3人で飲んだ。
「次はヨーロッパで!」と約束を交わし、お互いの住所と電話番号を
書いて渡した。
時間はどんどん過ぎていく。最後に三人で撮った写真は
エレナが泣き顔ですごく寂しくなったけど、
「また必ず会おうと」バイバイした。先に私が背中を向けたけど少しして
振り返った。ラーラがエレナの肩を抱いて歩いていくのが見えた。
2人の前でなぜか涙を流したくなくて、私は二人を見送りながら少し泣いた。
必ず、かならず会いに行ってまた3人でたくさん
楽しいことをしよう。
ブリスベン行きの小さな飛行機に乗って
また静かにすこしだけ泣いた。