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日本人の頭の中

先日、ある学習者さん(英語圏の方)に

「日本人の頭の中はどうなっているの?複雑すぎない?」

と言われました。

日本語の文法は例外が多く、似通った発音でも違う意味の言葉がたくさんあります。

漢字は違うけれど、音は同じ言葉も、
漢字は同じだけれど、違う音の言葉も、
それはそれは、たくさんあります。

文法の説明をしていると、
「どうしてそんなに複雑にするの?日本語の先生はもっとシンプルに説明するべきじゃない?」

などと、言われることも…。

わたしは、極限まで無駄を省き、極限までシンプルに話しているつもりなんですが…。

日本人の頭の中は、複雑なのでしょうか?
日本語教師として、日本語文法や表現を考えていると
この使い分け…日本語crazyだな…自然に使い分けてるけど…
なんていう言葉や表現、文法に出会うことが多々あります。

確かに、単純明快ではないでしょう。
でも、それはベースにある考え方が、全く違うからおこる摩擦なのではないでしょうか。
自分と考え方や物の見方が、180度違う人と話すのは難しい。
理解するのも困難。

言語学習も異文化理解の一部なのだなと感じます。
一般的に最善!わかりやすい!といわれている説明の仕方も、
人によって違うのかもしれませんね。

よりよい日本語レッスンを目指して、日々異文化理解を深めていきたいです。

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