認知特性のテストを受けてみた話
『「頭のよさ」テスト』という書籍を買いました。
人にはそれぞれ『認知特性』があるそうです。
ひとことでいうと、
「外界からの情報を頭の中で理解したり、記憶したり、表現したりする方法」。
はっきり線引きできるものではなく、
6つのタイプがバランスよく備わっていたり、
状況に応じて重複している特性を使い分けていたりする人もいるとのこと。
自分にはどんな特性があるのか?
自分に合った能力の伸ばし方とは?
などを知ることができる本です。
6つのタイプと、私のテスト結果(点数)はこんな感じです。
①視覚優位 写真(カメラアイ)タイプ 19
②視覚優位 三次元映像タイプ 11
③言語優位 言語映像タイプ 27
④言語優位 言語抽象タイプ 30
⑤聴覚優位 聴覚言語タイプ 16
⑥聴覚優位 聴覚&音タイプ 6
弱い……14以下
一般的…15〜25
強い……26以上
それぞれ具体的に見ていきます。
書いたりまとめたりすることで頭に入る傾向にあるので、自分用のまとめみたいなものです。
①視覚優位 写真(カメラアイ)タイプ
〈特徴〉
・写真家、画家、デザイナーに多いタイプ
・頭の中にカメラを持っていて、何か記憶するときはそのカメラのシャッターをきり、写真として一枚一枚、頭の引き出しにしまっていく
・道順を説明するときは、路線図、地図、あるいは「〇〇駅→□□駅→病院」と図式を用いる
・3歳以前の記憶があり、自分はその場に登場しない(自分の目で見た光景のため)
・三次元映像タイプの人に比べると、目で見た情報の処理(記憶・認識)が瞬時にできる
・記憶に関しては、膨大な量の写真アルバムを脳の中に持っている
・アニメなどのキャラクターを描いたとき、特徴がわかりやすく描かれている(上手下手は別として)
②視覚優位 三次元映像タイプ
〈特徴〉
・建築家、パイロット、外科医、機械技術職、テレビや映画の舞台制作者、テレビカメラマンに多いタイプ
・写真(カメラアイ)タイプと異なるのは、空間と時間という軸が加わっている
・字を覚えるのが苦手な傾向にある
文字は形として記憶(入力)するが、その形を自分で書く(出力)ときに、自己流の書き方に固執すると、本来の書き順通りに書くことが難しくなり混乱してしまう
・人の顔を覚えることが得意
・道順を説明するときは、図式や地図だけでなく、信号の数、ポスト、店の看板を書き加える
・昔の記憶を、順序よく時間を追うように説明できる
・3歳以前の記憶があり、自分はその場に登場しない(自分の目で見た光景のため)
・本人にとって衝撃的な場面は忘れにくく、PDSDの症状であるフラッシュバック現象が起こりやすい
③言語優位 言語映像タイプ
〈特徴〉
・コピーライター、絵本作家、雑誌の編集者、作詞家に多いタイプ
・本や小説を読むとその場面が容易に想像でき、文章よりは映像イメージとして記憶
・言語→映像化、映像→言語化することも得意
・言語優位者は『論理的思考者』といえる
(視覚優位者は『感覚的思考者』)
・特に言語映像タイプは、映像に言語的な意味づけが加わるので暗示にかかりやすい、極端に恐怖感を抱いたりしてしまうことがある
・比喩が得意
④言語優位 言語抽象タイプ
〈特徴〉
・内科系医師、作家、教師、金融関係者、心理学者に多いタイプ
・わかりづらい文章を図式化することが得意
(noteにこのようにして箇条書きしておくのも図式化というのだろうか…?)
・言語抽象タイプは、言葉に文字、数字、図を系統立てて結びつけるのが得意
(言語映像タイプは言葉と映像を結びつけて情報を処理)
・「言葉を見る」のが得意
一度文字に落としたり、紙に書いてある文字を見たりしたほうが覚えやすい特徴がある
(学校でのテスト勉強なども、教科書から文章を簡略化して書き、重要な単語は赤ペンで書いて赤い下敷きで隠して覚えていた
英単語、漢字、五段活用の表、古文助動詞の表なども書いて覚えていた)
・道順を説明するときは、文章(「家から歩いて○○駅まで行き、□□駅で降りてから徒歩△分)、もしくは図式(「〇〇駅→□□駅→病院」)
・いちばん古い記憶は、客観的な記憶であるのが特徴
自分がその場に登場しており、言葉をある程度獲得した幼少期(4〜6歳)が多い
⑤聴覚優位 聴覚言語タイプ
〈特徴〉
・弁護士、教師、落語家、アナウンサー、作詞家に多いタイプ
・「言葉を聞く」のが得意
音声という聴覚情報のみで言語を脳内に取り入れられる
・相手が話している音だけで内容を理解でき、イメージよりは言語そのもので思考を働かせることができる
脳内で自分自身と対話する『サイレントトーク』が得意
・朗読、劇、映画などを観たときにセリフをそのまま覚えられる
一度聞いたコマーシャルのフレーズ、歌の歌詞を覚えるのも得意
・聴覚言語タイプは、テープのどのあたりに録音されているか、がわかる(聴き終わったテープをもう一度聴き直すとき)
(言語抽象タイプは、ページのどのあたりに書かれていたのか、がわかる)
(私の場合、小説のここあたりにこの文章が書いてあったはず、とパラパラすると大概当たっている)
・テレビのテロップのない番組でも脳内に入ってくる情報量はそれほど変わらない
・ダジャレが得意
音韻を踏んだり、似たような言語音声をすぐに想起できる
人が話したことの言葉じり(言葉の終わりの部分、語尾)を捉えるのが上手
・英単語を覚えるときに、テープに吹き込んだ自分の声を何度も繰り返して聞いたり、暗唱したりして覚えたことが多い
リスニング教材、ラジオ講座がよい
・古い記憶は、エピソード的な記憶となっている
抽象的で曖昧
(他の人から聞いた「あのときはこうだった」というような言語的な情報も付け加えられているケースも多いので)
⑥聴覚優位 聴覚&音タイプ
〈特徴〉
・音楽家に多いタイプ
・絶対音感がある
絶対音感を持たない聴覚&音タイプの人もいる
・聴覚言語タイプ同様、聴覚的な情報入力は得意だが、このタイプは音階、音色といった言語的な意味を持たない情報にも、イメージとして脳内で処理できる
・コマーシャル、映画などで使われる音楽を一度聞いただけで、歌詞ではなくメロディのほうを覚えて口ずさむことができる
・モノマネが得意
外国語の発音やイントネーションなどの特徴を掴むことも得意
*身体感覚優位者(番外編)
※認知特性テストには入らない
日常生活で物事を理解するには、視覚、言語、聴覚を使っていて、身体感覚だけが際立っている人はいないため
皮膚感覚(触覚)、嗅覚、味覚、固有覚(筋肉や腱・関節など無意識に使っている感覚のセンサーのようなもの)、前庭覚(自分の身体の傾きやスピード、回転を感じる感覚)、内臓感覚が優れていて、特殊な認知特性を持っている人。
・スポーツ選手、ダンサー、ソムリエ、料理人、調香師に多いタイプ
・味や匂いを過去の記憶や経験とリンクさせる人は、身体感覚認知力が敏感といえる
*同時処理、継時処理
・同時処理…一度に多くの情報を全体手に大雑把に認識し、その中の部分同士の関係性から情報を処理する方法
・継時処理…ひとつひとつの情報を時間的に順序立てて連続処理していく方法
・家事の場合、部屋全体を見渡して何から始めようか考えるのが同時処理
洗濯物を洗濯機に入れて洗い、干し、次に風呂を洗う…という手順を考えるのが継時処理
・視覚優位者に向いている→同時処理
・言語優位者、聴覚優位者に向いている→継時処理
書籍には他にも、人が持つ能力、社会での活かし方、得意な能力の伸ばし方、違う認知特性の人との関わり方などが書かれています。
書籍があればテストできるので、周りの人にもやってもらってお互いを理解する、というのもいいですね。
***
こちらの書籍を買う前に、言語が強いのかな〜?となんとなく思っていたのですが、
やはり言語が強かったみたいです。
三次元映像タイプ、聴覚&音タイプは苦手なほうだなと感じていたのも当たってました。
絵を描く(模写)とき、立体のものはうまく書けず、平面(写真、イラスト化しているもの)のほうが比較的描けます。
何かの文章を読み上げるときは、イントネーションがあやふやになったり、吃音っぽい感じに吃ってしまうことが時々ありますね。
なんとなく、カラオケで歌うほうが比較的言葉の突っ掛かりがない気がします。
『50の質問』を少しずつ答えていってます。
今回で『50の質問』最終回!
こちらのお題をお借りしています↓
48.最近のマイブーム
自分に似合うアクセサリーを買い揃えること
リズムゲームでフルコンを取る(ガシャ引くためのアイテム集めのため。もうすぐ天井分たまる…!)
49.今年中にやりたいこと
10月頃、母が京都に行きたがってるので、その日まで生き延びたい
スマホの機種変更したい
夏用の使いやすそうな靴を買いたい
開拓したカフェのスコーンが冬季限定だったので、冬頃また行きたい
50.最後に一言!
『50の質問』を全て答えられるまで記事を書きたいな〜、となんとなくぼんやりとした目標をささやかに掲げていましたが、その目標が達成しました✨
ここまでご覧いただきありがとうございました!🙇
今後も書き記したいことがあれば投稿したいですし、
『50の質問』枠のこのスペースでも、また何かやれたらいいなと思っています。
***
では、また、どこかで。
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