新アニメ『アキバ冥土戦争』はヤバ過ぎる……。
「アキバ冥土戦争」はpvの時点で一番気になっていたアニメでした。
一体どんな内容になるのか分からないけれど、「メイド喫茶の裏側を描いたお仕事アニメかな?」とは予想してたんですよ。系列的には「SHIROBAKO」とか「NEW GAME‼︎」など、あの辺りだと思ってたけど。それにしては、「萌えと暴力について」などと物騒なワードが出てくるし。一筋縄では行かなさそうな雰囲気があった。
PV公開から三ヶ月、満を来たして視聴したのですが、わずか開始一分で銃撃事件が起こり困惑するしかありません。なんと、まさかの「メイドさん同士の殺し合い」が題材のアニメだったのです。
可愛いメイドさん逹が血飛沫を撒き散らして死んでいく……。普通の女の子が仕事を通して成長していくのを期待してたので、完全に予想の遥か斜め上を行かれました。
OPもぶっ飛んでおり、サイケデリックな曲と映像。ネオン管の色彩。狂ったように繰り返される「お帰りなさいませご主人様!」だけの歌詞。制作者はヤバい薬でもキメてるんじゃないか? などと不安になってくる。
一応のあらすじとしては、17歳の天真爛漫な女の子が憧れのメイド喫茶で働く場面からスタートするのですが。抗争に巻き込まれていくという身も蓋もない内容。「仁義なき戦い」とかのヤクザ映画を無理矢理組み込んだらこうなるのだろうか。
まさかここまでのイロモノ枠だとは思わなかったし、アニメ第一話のインパクトとしてはトップクラスに強烈。当たり前のようにメイドさん達が殺し合ってる世界観は異常としか言いようがないし。リコリスリコイルロスで鬱になってた僕も、鬱を通り越して躁になりそう。
それこそ、急にMADLAXのようなガンアクションが始まり、「これは令和のヤンマーニなのか?」と、いよいよ脳内処理が追い付かなくなる。オタ芸に合わせて二丁拳銃をぶっ放すとか、頭がおかしくなりそう……。控えめに言って狂人の発想でしょう。
世の中には「おっぱいリロード」というものを生み出した「グレネーダー」という変な作品があるけど。ガンアクションアニメ業界に新たな表現技法が誕生した瞬間でした。
見えそうで見えない絶対領域から繰り出されるバイオレンス……このアニメが何を目指しているのか分からない……。
EDは任侠映画っぽく、歌詞が「萌え萌えキュン」の演歌……というもので、あまりにもぶっ飛んでてツッコミようが無いシロモノ。これが毎週続くのか……と思うと、嬉しさよりも恐怖を感じた。
途中、ACの緑内障のCMが挟まれていたのですが。多分、このアニメを見て「自分の視力がおかしくなったんじゃないか?」と不安になった人への配慮だったんじゃ無いでしょうか。正直僕も自分の頭がおかしくなったんじゃないかと錯乱していた。
しかしまあ、こんなにも力強いアニメは久しぶりなので僕も気合いを入れて見たいですね。NOIRやPhantomとは一味違う美少女×銃の組み合わせに僕はもう萌え萌えキュンです!