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エッセイ:宇崎ちゃんが一人になった時

 僕が『宇崎ちゃんは遊びたい!』で一番好きなシーンは、一巻巻末のおまけページでした。

 本編のアホみたいな騒がしさとは一転。朝起きて身支度を整えているだけ……と静か過ぎる内容。本編が「動」だとしたら、この4ページは間違いなく「静」でしょう。

 宇崎ちゃんがあれだけ(ウザいくらいに)ハイテンションなのって、大好きな先輩が目の前にいるからなのであって、一人でいる時も騒がしい訳では無いんですね。
 それを、「朝の身支度」という誰でも怠さを覚える日常の一コマで上手く表している。これを敢えてチョイスするセンスはすごいと思ってた。

 感情が上手くコントロール出来なくて、ついからかってしまう。そんな彼女に「萌え」を感じる。恋してる女の子って世界で一番可愛い。

 この4ページの「前提」があるからこそ、「宇崎ちゃんがこんなに楽しそうにしてるのは、『好きな人』の隣にいられるから」なんだなぁ……と感慨深くなるんです。アニメ二期を見る時はそのことを思い出してみるとより楽しめるかもしれませんよ。

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