最近読んだ本~2024年2月・3月その2~
転職活動をする中で転職エージェントの方から、今後のキャリアについて構築した方がよい、という言葉をたくさんいただきました。
また、各企業とカジュアル面談を進めるに当たってもそのような話をいただくことが多くありました。
極めつけは、弟とそのような話をしたとき、「自分は企業の軍師になりたいからデータサイエンスをやって企業経営をしたい」と言われたのを聞き、自分の将来について考えるとはどういうことだろう?と考えるようになりました。
自分が勉強するために参加していた愛知教師塾の中でも、エイトフレームというツールを使って将来について考える機会がありましたが、正直ピンとこないまま取り組んでいました。
なお、愛知教師塾について気になられた方は以下をどうぞ。
ということで、早速本に頼ろうということで手に取った本です。
大変勉強になる本ではありましたが、転職に関するhow to的な内容が多く、自分の将来についての考え方を知りたいと思っていた現在の私にとっては、少し的外れな内容でした。
しかし、転職をする際の考え方や企業の実情的なものを知るのには大変良い本でした。
大学卒業後、一般企業へ就職せず、ずっと教員を務めていた身としては、大変勉強になりました。
だからコンサルという仕事に人気が出るのかということを知れた気がしました。
また、私が勤めるような中堅進学校の生徒の卒業後はどちらかというとコンサルされる側になる人が多いだろう、だからこそ、総合的な探究の時間で探究をしっかりと取り組むことで、より素直にコンサルを受け入れたり、受け入れるための思考が出来上がるんだと考えられるようになりました。
大げさかもしれませんが、中堅進学校の役割的なものを考えることができたと思います。
この本はソニー生命での転職活動を進める中で、今後のキャリアについて困ったから「転職の思考法」という本を読んだがちょっと違った、ということを伝えたらおすすめされた本です。
ソニーグループへの転職を考える上では、必要な内容だと思うのでソニーについて知るには大変良い本だと思います。
一方、これまた現在の私にとっては少し違うかな、という印象を持つことになりました。
ソニー一筋!という平井さんのこれまでが書かれているため、その企業へ骨を埋める人にとっては、大変参考になる本だと思いました。
とはいえ、自身の所属する企業のトップはこのようなことを考えているのだろう、ということを知ることができたため、今まで意味を感じなかったことにも意味があるのだろうから、その真意を聞きに行ったり、受け止める準備をこちらがした方がスムーズになるのだろう、と考えられるようになりました。
教員をやられている方で日頃読書習慣がない人には、すぐにおすすめできる本ではありませんが、読書習慣がある人にはぜひ読んでほしい本だと感じました。